【感想・ネタバレ】孤高の人(上下)合本版(新潮文庫)のレビュー

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苦しい、でも、美しい

人とうまく関われない、けれど、山登りや技術面で秀でた才能がある。人間関係の辛さのところは読んでいて共感できるところが多々あり、こちらも苦しくなりましたが、山登りのシーンはその凄さ、著者の描写の素晴らしさに感動しました。
最後の宮村との山行のところがあまりにもこれまでの流れと異なっている感じを受けたため、ネットで加藤文太郎を検索したところ、山友との山行は遭難時が初めてではなく、更に山友との友情について花子さんへ熱く語っていたという話もあるという記事を読んで、ほっとしました。現実はもっと加藤文太郎は納得の上での山行結構、その結果の遭難だったのだな、と。
山をやる身として、ためになる情報も得ました。甘納豆と干し小魚、十分な休養と満たされたお腹が遭難を避けるキー、参考にします。

#アツい #ドキドキハラハラ

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2023年10月01日

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