【感想・ネタバレ】こどもサピエンス史 生命の始まりからAIまでのレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

教育大国スウェーデン発、こどもにもわかる楽しい『サピエンス全史』と話題のベストセラー!

「賢い人」という意味の「ホモ・サピエンス」は、どのようにしてこの世界を作ってきたのだろう?
二本足で立ち上がり、頭がよくなって、作物を育て、文字やお金を発明して、ものを売り買いするようになっただけじゃない。
地球をわがもの顔に使ったり、先住民族を滅亡させたり、ひどいこともしてきた。
人類の長い歴史をふり返ってみれば、未来への道も見えてくる。
オールカラーのイラストで、楽しく学べるはじめての人類史。
いまなぜSDGsが必要なのかが、すんなりわかる。
小学校高学年以上で習う漢字にはルビつきで、朝読にも最適。
『サピエンス全史』を読破できなかったおとなにもおすすめです。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

サピエンス全史にインスピレーションを受けて、子どもに「ホモ・サピエンス」の歴史を語った本。

狩猟社会、農耕社会、工業社会……と発展させてきた人類の歴史を、ユーモラスにわかりやすく説明している。

イラストも豊富で、皮肉もまじったイラストで笑える。
人類誕生以来のさまざまな革命や発展を俯瞰したうえで、最終章で現代を生きる人々の「幸せ」を問う。そして、僕らは「ホモ・サピエンス」=「かしこい人」なのだから、僕らが抱える問題を解決するために「協力しよう」と説く。

戦争、貧しさ、パンデミック、環境破壊、気候変動など。ヒトは「知らない人」とも協力するのが上手で、それが他の動物との違いだという。この「協力する」ことは本書で繰り返し出てくるキーワードで、それが「かしこさ」の一つの重要な要素なのだろうと思う。

本書冒頭で、スティーブン・ホーキングの言葉が引用されている。「人類の大きな成功はどれも、話しあうことから生まれたんだ。そして大きな失敗は、話しあわなかったせいで起きた。でも、もうそんなまちがいをくり返さないようにしよう。」人類の歴史を俯瞰する中で、協力することの大切さを感じられる一冊。

『せいめいのれきし』で生命の進化の流れをざっくり捉えてから、この本で「人間」の歴史を読むとよいかも。

0
2023年11月22日

「学術・語学」ランキング