あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
現代物理、現代数学における重要な概念=「多様体」の超入門書。球面などの基本的な話題から、物理で現れる具体例まで。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
語り口が「〜ですね?」「読者の皆さんなら⚪︎⚪︎はもう大丈夫ですね?」「見えますよね。」の繰り返しが多く、ねちっこい。おそらく著者の期待した効果は読者に与えられていない。とはいえ、数式を極力排して、多次元空間をなんとかイメージしてもらうことに腐心してくれていて、分野外からの初心者で視覚的理解から入るタイプの人にとってはありがたいことに変わりはない。高次元を考えるときに「一差高次元」は有用。根気強く見ていくと5次元くらいまでは頭の中でイメージできるようになった。4次元目の軸は時間発展にとって、5次元目とかは色相変化で取る。時計の短針・長針・秒針からのトーラスへのイメージは個人的にとても分かりやすく、ちょうど今悩んでいる問題のヒントになり、ありがたかった。
Posted by ブクログ
低評価の目立つ本だが,松本『多様体の基礎』がラノベ呼ばわりされる分野である以上,本書は低レベルでふざけているとしか思えない読者も多かったのだろう。
本書ではいかに多様体を見るかについて重視され,実践的な例が豊富である。PART3までを手を動かしながら進めていけば十分だろう。PART4以降はあまり役に立たない。
一般書には志賀『現代数学への招待:多様体とは何か』,具体例が豊富な専門書には藤岡『具体例から学ぶ 多様体』があったりするので,本格的な学習にはそちらの方がいいかもしれない。
Posted by ブクログ
啓蒙書なのでしょうがないが、言いたいことは(多様体を勉強したことがある人なら)想像つくが、よく理解出来たとは言えない。初学者にもお勧め出来る本ではないように思う。最後の方で、トポロジーに関する未解決問題が示されているのは良いと思った。その部分と、最後の参考文献のリストに価値があると思う。
Posted by ブクログ
しきりに、4次元のものを「見えますか?見えるでしょう?」と語りかけるが、中々見えないし、見えるようになるコツも今ひとつと感じた。数式の議論はほとんどなく、感覚で読み進めた。