【感想・ネタバレ】東大脱力講義 ゆるい日本史 ~鎌倉・室町・戦国時代~のレビュー

あらすじ

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ゆるエピソードでざっくりわかる日本史!

ドラマやゲームで人気なのに、苦手意識をもつ人が多い日本中世史(鎌倉~室町~戦国時代)。
つまずいた日本中世史を、笑いながらやり直せる本の登場です!

東大教授・本郷和人先生が、
日本中世を生きた人々の「ゆるさ」「ズルさ」「しょぼさ」をエピソードで解説。
あなたの近くにも似ている人がきっといるはず。
歴史を身近に感じられたら、どんどん歴史がおもしろくなります。

●台風でゆる勝ちした元寇
●情緒不安定な足利尊氏
●う○こ攻撃した楠木正成
●とにかくグダグダな「応仁の乱」
……など

マンガ家・カレー沢薫さんによる、ゆるさ爆発のマンガを読んで笑えば、ざっくり日本史の流れが頭に入ってくる(はず)!

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Posted by ブクログ

【書名】
東大脱力講義 ゆるい日本史
本郷和人


【目的】
なんとなく歴史に興味があり、ゆるく中世を読み解く一冊がほしかった。
また、ポッドキャストで本郷和人氏が話すのを聞いたことがあり、この方が関わった本という点にも興味をもった。

【印象に残ったポイント】
・中世におかえる価値観はボコったもん勝ち、命より家(とその所属する派閥)、長男ファースト
→現世とは全く異なる。逆に現世の日本の生きづらさは選択肢をなくす社会規範がなくなって、自己責任で自己決定しなければならないからか?
このほか、面子も大変重視されていたと感じる。面子>命。

・武士とは、もともと、元貴族の半グレ
→周縁から次の権力の中心が始まるのは歴史的には再現性があるかも?

・母が自分の子を跡継ぎにしたいマインド
→お世継ぎという大層なものではなくても、類するマインドが現世では教育ママであったり全力教育投資につながってるんだろうなと勝手に納得。

・人の苦労と面子への配慮は超大事。
→リーダーを務めるには、ないと足元をすくわれる。たまに現れるチートキャラは除く。(空海とか)


【要点】
鎌倉時代から戦国時代までの日本中世史を、ユニークで親しみやすいエピソードを通じて解説する書籍。​歴史上の出来事や人物を「ゆるさ」「ズルさ」「しょぼさ」といった新たな視点で捉え直し、親しみやすく学べる一冊

第1章 鎌倉時代

台風でゆる勝ちした元寇: 元寇の際、台風が蒙古軍を壊滅させたエピソードを紹介し、自然の力が歴史に与えた影響を解説。​

う○こ攻撃した楠木正成: 楠木正成が籠城戦で敵に対し、排泄物を利用した攻撃を行ったというユニークな戦術を取り上げている。​

第2章 南北朝時代

情緒不安定な足利尊氏: 足利尊氏の優柔不断さや情緒の不安定さを示すエピソードを通じて、彼の人間性とその時代背景を解説。​

第3章 室町時代

とにかくグダグダな「応仁の乱」: 応仁の乱がどれほど混乱し、収拾がつかなかったかを具体的な事例とともに紹介し、その影響を考察。​

第4章 戦国時代

戦国武将たちの意外な一面: 有名な戦国武将たちの知られざるエピソードや人間味あふれる側面を取り上げ、彼らの魅力を再発見。​

​また、マンガ家・カレー沢薫氏による、ゆるいイラストが各章に挿入されており、読者が楽しみながら歴史を学べる。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

偉人?も全てが完ぺきだったわけじゃない。当たり前だけれど。
そんな偉人たちの人間くさい部分をわからせてくれる本です。
ちょっとだけ、後醍醐天皇には同情します。
天皇家に生まれたら、記録が残ってしまいますしね…。
自分は平凡な生まれで良かった?

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2024年04月14日

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