【感想・ネタバレ】われらが痛みの鏡 下のレビュー

あらすじ

ドイツ軍機甲部隊がパリに迫るなか、ルイーズはまだ見ぬ兄の行方を求めて、レストランの店主ジュールとともにパリを脱出する。だが、ロワール方面へと向かう道は避難民であふれ……パリ陥落目前の1940年6月、脱走兵ガブリエルとラウール、機動憲兵隊曹長のフェルナンとその妻アリス、いかさま神父デジレなど、戦火にもてあそばれる人々による息もつかせぬ群像劇! 『天国でまた会おう』『炎の色』に続く第3部堂々完結!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻は一気に読みました。
フランスの南に位置するベロー礼拝堂で、今まで別々の行動をしていた主要な人達がたどり着くあたりでは鳥肌が立ちました。登場人物達のプライバシーを守るために読者である我々もその場を離れるくだりは、なんとも言えない余韻を得られます。作者に感謝したくなりました。
とても印象に残る作品でした。

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2022年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長い長いお話がようやく完結。
一言でハッピーエンドなんて言うべきお話ではないはずだけど、ようやく帰結きた感はあります。
しかし、初期の疾走感とノワール極まった小説はもう読めないのかな。

0
2022年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(上巻より)

レストランのシェフと車で逃げる途中で銃撃され、
シェフを残し見知らぬ赤ん坊三人と逃げだしたときには、
いったいどうなるのかと思ったが、
避難所となっていた教会にたどりつき、
無事だった時には安心した。

軍隊でずる賢く立ち回っていた部下の男がエレーヌの兄で、
出生の秘密を知ったとたん改心したのは、
「レ・ミゼラブル」のお国柄なのか。

詐欺師デジレの存在意義が今一つわからなかったが、
シェフも結局無事だったし、
エピローグでみんなが幸せそうで良かった。

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2022年08月23日

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