あらすじ
「働き方」にこれほど悩むのは日本人だけ!? 日本、イギリス、アメリカ、イタリアの現地組織での就労経験を持つ著者が、海外の働き方の事例やデータをもとに、これからの働き方を提言します。内容を一部紹介すると、●日本人は向上心がありすぎるから悩んでしまう ●実は仕事が大嫌いな日本人 ●年功序列賃金は役所でさえ廃止されている ●貧富の差の「3つの要因」と働き方の激変 ●誰もが「自分商店」にならざるを得ない時代 ●「職種の需給予測」を参考にせよ ●コロナ禍での仕事のリスク ●リモートワークの成功法則 ●投資と節税の勉強に時間を費やす など、激変する新時代を生き抜くために、そして、自分の人生を本当に豊かにするために、どのように働くべきかを考えるためのヒントが満載。好評ロングセラー、『日本人の働き方の9割がヤバい件について』を大幅に加筆してアップデート!
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Posted by ブクログ
筆者の海外在住・就労経験をベースに、”世界標準の働き方”を書いた本かと思ったが、主張を裏付けるデータも結構載せてあり(論理の飛躍や筆者の主張をいまいち裏付けていないと感じられるデータもあったけど)、思ったより客観的データをベースに書かれている印象を受けた。
グローバル化・IT化により、所属組織より個人の能力がモノを言う社会に変わってきているため、日本の終身雇用・年功序列は世界の非常識となってきている。世界では非正規雇用や転職がより一般的であることを踏まえると、日本の非正規雇用が増えている問題も、一概によくないというより、賃金体系の整備等をすればいいのかもしれない。
因みに、日本の年功序列・終身雇用という働き方は、戦後復興に際して定着化したもので伝統でもなんでもないらしい。