あらすじ
「健康に過ごして長生きをしたいけれど、お金も身体もどうなっていくんだろう」――漠然とした不安を抱えたまま、老後を迎えるのは危険です。
本書では、経済評論家の勝間和代さんが、長生きをするための方法をロジカルに分析し、また、長生きをしたときの「リスク」をどうやってマネジメントするかを徹底的に考えます。
リスクがあれば「リターン」もある。快適で幸せな人生を過ごすための「勝間式 長生きの本」が、ついに発売です。
●「プロローグ」より抜粋
どのように老化というリスクを管理しながら、社会的に孤立せずに周囲とのネットワークを保ち、金銭的なリスクもマネジメントしつつ、100歳まで幸福度を下げないでいられるか。
いえ、むしろ、幸福度を100歳まで上げ続けることができるのか。
これが、ここ数年の私の大テーマとなっています。
(中略)
その1 身体的リスクを最小限に抑え、はっきりとした頭と健康な身体で過ごす自由を持つこと
その2 金銭的リスクを抑え、一生の間、フロー収入の範囲で暮らせる自由を持つこと
その3 社会的リスクを抑え、家族や友達、そして社会と円満な関係を保ち、孤独にならないこと
このように、「身体的リスク」「金銭的リスク」「社会的リスク」といった3つのリスクをしっかりと管理する必要があるのです。
いわば、人生100年時代の幸せの条件は、この3つなのです。
(中略)
本当に達成したい人生のゴールというのは、やはり、死ぬ間際まで、自分が自分らしく生きているということ、それが自分にとって価値があると感じられるように最後まで生きられるということだと思います。
これからの50年、あるいはそれ以上に長い未来のリスクを、いかにマネジメントし、幸福を手に入れることができるか、ぜひ、本書を通じて私と一緒に考えていきましょう。
【目次】
プロローグ 長生きリスクという事実に向き合う
第1章 長生きのリスク・リターンを見極める
老化とは、死に至る慢性病である
長生きリスクを考える
長生きリスクその1 身体的衰えのリスク
長生きリスクその2 金銭的収入減のリスク
長生きリスクその3 社会的つながり減のリスク
時間割引率をコントロールする
第2章 長生きに伴う身体的なリスクをどう抑えるか
わかってきた老化のメカニズム
老化を防ぐ食生活を身につけよう
精製された米食文化の功罪
タンパク質の過剰摂取は寿命を縮める
プラントベース・ホールフードを心がける
お酒は飲まないに越したことはない
身体的リスクは運動で軽減できる
睡眠ファーストの生活が長生きリスクを回避する
歯と口の健康が長生きリスクを回避する
第3章 金銭的リスクは早めの対策がカギ
老後もフロー収入を得られるようにする
年金を受け取らない覚悟をする
金銭的リスクのコントロールは、「ドルコスト平均法」で解決
お金に余裕がある間は誰でもだいたい良い人
保険と遺産の考え方
お金を稼ぐことは最高のエンターテインメント
第4章 老化と社会的リスク
高齢者に社会的つながりがなくなる理由
一生働ける仕事を選ぶ
自分のことは自分で面倒を見るようにする
自分を頼りにする存在を持つこと
第5章 これからの年代別のリスクを想定していく
私たちは嫌でも年代別に判断される
60代の長生きリスク
70代の長生きリスク
80代の長生きリスク
90代以降の長生きリスク
エピローグ 幸せな死を迎えるために
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私はこの本で言及されているある分野の専門家です。私の分野についての勝間さんの記述は細かい違いはあれど大枠としてかなりいい線をいっている分析だと思います。
大量の読書を通して本質を外さない(かなりいい線行っている)質のいい分析をする。おそらく他分野についてもそうなのだろうと思わせる内容でした。
専門外についても概要を把握できるそんな能力を磨きたいと思いました(もちろん健康に気をつけながら)
Posted by ブクログ
後書きにもあったが、勝間さんの本は「思考の整理学」と言った感じで、皆が頭の中で何となくモヤっと考えていることを分かりやすく言葉にしてくれるのが良い。
YouTubeで聞いた話と重なる部分もあったが、長生きするのに必要なことがまとめられているので人生の基本的なスタンスにしたい。
世の中の人は自分の健康やお金などに無頓着な人が多いと思う。これからを生きるにあたって皆読むべき。
この本に書いてあることを習慣化すれば、健康問題や金銭問題で困ることってとても減ると思う。
シンプルだけど正しい生き方だと思う。
Posted by ブクログ
勝間節がさく裂。「長生きで楽しく幸せに暮らすということは、ある意味サバイバルであり、能力主義だということ」私が一番印象に残った一文。こういうことをハッキリ言えるのが勝間さんの強みであり、私が勝間本を好きな理由です。
思考あるところに幸せな(自分にとっての)老後有りと痛感。
Posted by ブクログ
とにかく優しくわかりやすく、老化を遅らせるために何をするべきか、具体的に示してくれている。
以下のことを実践する。
・白米は1日1杯まで、あとは玄米を食べる
・ウインナーよりも小間切れといったように、よりそのままの素材に近い食べ物を選ぶ
・1日7時間以上寝る
・通勤電車で座らない
Posted by ブクログ
勝間さんの本は当たり外れがあるけど、今回は当たり。100歳まで生きるかどうかはさておき、長寿につきまとう【身体的リスク(ボケない頭と健康な肉体)】や【金銭的リスク】さらに【社会的リスク】についての考えを知れる。
「加工食品には手を出すな!!」
なぜ、こんなに安くて美味しすぎるのか?
疑問を持たざるをえない加工食品。
少しならまだしも、こんなもんをバンバン食べてたら長寿とは真逆の生き方になる可能性が高い。
できるなら酒とセットで止めた方がよいと簡潔に書かれていた。
Posted by ブクログ
類書は少ない分野で、読みやすい。
ノウハウ本としては内容が物足りないですが、啓発書として十分かと思います。
しかし、タイトルで損しています。
インパクトがある一方で、胡散臭さから敬遠する人も多いのではないでしょうか。
著者の立場でも、十分な不労所得に大きく依拠した生活の魅力には否定的である点が、興味深いです。
Posted by ブクログ
とても興味深く読んだ。年齢的に、まさにそういう時期に差し掛かっているので、あれもこれも頷けることばかりだった。そして、リスクを打破する方法として、仕事を続ける、と明言されていることにも勇気づけられた。まあ、実際、望む形で仕事を続けられるかどうかはとても難しいことだと思うが、守りに入らないでおこう、という心構えはできたかなと思う。
Posted by ブクログ
人生100年時代となったときのことを初めて具体的に考えてみるきっかけとなった。焦った。身体的、金銭的、社会的に衰えていく70代以降をいかに幸せに生きるかというのは、今からの長期的なリスク管理と準備にかかっている!お迎えが来るときの最終ゴールから逆算して老後を構築していく必要がある。経験を経験値として積み上げることができないと、ただ長生きをして、変わり映えのない退屈な毎日を過ごすだけになってしまう。「仕事辛いなぁ…辞めれるもんなら辞めたい」なんて思っていたけれど、とんでもない!働くっていうのはお金の為だけではないのだ。生きるということは人の役に立つことであり、幅広い人の役に立つには仕事が1番。社会的なつながりという点でも、とても大切にしなければならないことである。いろんな人に楽しんでもらったり、役立ててもらったりできるようなフレームワークや社会的なプラットフォームを提供できる人間になりたいものである。
【心に残ったこと】
○自分が楽しく続けられる運動を毎日する。
○歯周病防ぐ事は、全身の免疫力を高く保つことにもつながっている。
○資産の投資先オススメは「世界株式インデックス」と「不動産投資信託インデックス」。収入の2割位をドルコスト平均法で積み立てる。
○自分が送っている人生の時間は、今日この日のためにだけにあるのではない。2、3割は自分の将来を最適化するために、積み立てておく。つまり自己投資に使う。目的を持った読書をしたり、新しいスキルを獲得したり、学習や自分から情報発信を積極的に行うなど。
○長生きで楽しく幸せに暮らすと言う事は、ある意味サバイバルであり、能力主義だということ。
○過去の自分語りが多くなったり、自分の経験や才能ではなく、自分と付き合っている人の自慢話が多くなると、要注意!
○運が良くなるにはどうしたら良いか…自分の得意技を見返りを求めずに「ギブ」しまくる。徹底的に利他を追求したほうがもっとうまくいく。ギブの5乗くらい!
○1日10000歩歩いたり、座席に座らないように心がけるのは、80代の歩行リスクを見極めたマネジメント行為。
Posted by ブクログ
幸せの条件は、身体的リスク(はっきりした頭と健康な身体)を最小限に抑える。金銭的リスクを抑えフロー収入で暮らす。社会的リスクを抑え、家族や友達や社会と円満な関係を保ち孤独にならないこと。
高齢者という言葉で思考停止になってしまっていることが、きちっと明文化されていて、なるほどと思いました。
Posted by ブクログ
勝間さんの本はいつもとても役に立つ、実践できることが平易な言葉で書かれていてすぐに取り入れることができるし、思考の整理に最適だ。ただ糖質をとらないとやせるメカニズムの説明が間違っていた。次の著書では訂正されているでしょう。
Posted by ブクログ
身体、お金、社会的なつながりが揃ってこそ幸せに歳を取れるのだという主張。ま、帯に書いてありますけど…。今、ちょうどハマってる口の中の健康にも触れてるところが、さすが勝間さん!
自分も今から何かしなきゃって思える良書でした。
確かにねえ…と共感する部分も多いので、やはり全てにおいてちょっとずつ準備するのが良さそう。ジムも続けて、お金もドルコスト平均法で実践済み。あとは社会的つながりはのんびり仕事をすれば良いのかなー。
このまま定年だと社会的なリスクについてが弱そうな気がしていてらやはりスモールビジネスを意識したほうが良いのかも…と思い始めました。
今の仕事の延長にするのか、悩みどころ…
Posted by ブクログ
身体的リスク、金銭的リスク、社会的リスクも3つの長生きリスクを示し対策の重要性を説く。死に至る慢性病である老化への対応、金銭収入減少へのマネジメント、家族や友人社会と円満な関係作り…、どれも重要、努力が必要だ。こよなく愛する酒だけはやめられ創意にないけれど…。
Posted by ブクログ
心に響くフレーズ
①私たちは自然の環境の中にいると、肉体 的にも精神的にも体調が整うようになっている。
②「寝る」ということが、最も物理的に効果のあるアンチエイジング法である。
③心の余裕は健康とお金に不安がないときにしか生まれない。
Posted by ブクログ
健康に関する様々な本や論文を勝間さんがまとめてくれた本。
老化を病気と捉え、以下の三つのリスクをいかに避けるかを説明している。
・その1 身体的リスクを最小限に抑え、はっきりとした頭と健康な身体で過ごす自由を持つこと
→糖尿病予防と足腰強化。
・その2 金銭的リスクを抑え、一生の間、フロー収入の範囲で暮らせる自由を持つこと
→年金だけに頼ると、縮小均衡で息苦しくなる。
・その3 社会的リスクを抑え、家族や友達、そして社会と円満な関係を保ち、孤独にならない
→魅力的な年の取り方をして、自分よりも若い人とのつながりを維持する。
Posted by ブクログ
長生きすることで発生する3つのリスクについて、具体的な内容や今から始めるべきことが分かりやすく書かれていた。歳をとってから焦って行動するのではなく、今のうちから老後を見据えた行動をとって、幸せな高齢者になりたいと思った。
今日から実践すること
・加糖ブドウ糖液糖や食物油脂の入ったバーコード商品をできるだけ避け、自炊の頻度を増やす
・23時就寝6時起床の徹底
・ギブの5乗の精神をもつ。SNSに投稿する時は、見てくれる人のためになる情報を入れるよう意識する。
Posted by ブクログ
お金を稼ぐ事は、最高のエンターテイメント
高齢になっても社会とのつながりを保ち続け、何らかの形で常にフロー収入を得られるようにする事は最高のアンチエイジング
確かに社会とはつながっていたいと思いますよね
Posted by ブクログ
一々もっともだが、子供が小さいとなかなか食を変えられないと思い込んでしまうので、一部しか実践できない。
ただ、みなが目を背けがちな長生きリスクに向き合っているのは凄い。
人気者の高齢者を目指そう、とは軽いようで重たい言葉と思う。
Posted by ブクログ
「…私たちは死が恐ろしいということです。…死を連想させるものはすべて嫌いなのです。目の前で自分よりも歳を取っていて、みるからに老けている人がいるのは、それだけで死を連想させるため、すぐに避けたい…」
あまりにも、はっきり書かれていて笑った。
まあ
そう思われないように生きていこうってことですね。
Posted by ブクログ
生きるということは人に役立つこと、仕事がいちばん役に立てる。仕事は人の役に立ちながら相手から報酬をもらえる、優れた仕組み。
長生きの意味は新しい経験を得られること。長期的に見れば失敗したほうがいい。
将来、良い変化があると期待できる場合、幸福感が高まる。
年金は増える見込みがない。
社会的なつながりがなくなるリスク=仕事を続ける。
時間割引率が低いほどセルフコントロールができる。
健康のためには食べ過ぎない、空腹の時間をとる。
飲酒よりももっと楽しいことをする。運動習慣と良い睡眠を優先する。
歩行スピードと寿命は相関している。
一日4時間であれば、100歳までも働ける。
睡眠ファーストの生活を送る=睡眠スコアを測る
お金を稼ぐ人ともらうだけの人は違う人種になる。
年をとっても社会とかかわりを続けて、収入を得る工夫をする。
年金生活が幸せなことなのか、考える。
お金がある間は誰でもよい人。
心の余裕、とは健康とお金に不安がないときんしか生まれない。
勉強欲は仕事から離れると衰える。旅行とゴルフ、食事くらいしか話題がない。
Posted by ブクログ
【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
勝間式 ロジカル不老長寿/勝間和代著 を読みました。
個人的には、「アリとキリギリス」だと、キリギリスの生き方をしたいと思っています。
なので、不老長寿に対して、それほど憧れはありません。
とはいうものの、生き方としては、ロジカルに過ごしたいと考えています。
っていう思いの目的で読み始めました。
Posted by ブクログ
勝間さんがYouTubeでおっしゃってることを集約した本という感じだけど、体系立ててまとめて読めてたのはよかった。
自分がまだ人生の折り返しに至ってないかもしれないと思えたことで、勇気が持てたし、長い目で自分の身体や人生に関心を持とうと改めて思えた。
Posted by ブクログ
【気づき】
・いつも勝間さんが話していることを
老後と言う観点で見た話。
今まであまり老後について考えたことがなかったが
どれも現在行っていることが、
老後につながると改めて再認識。
・特に第5章の年代別のリスクが参考になった。
・人生100年時代と人生設計を切り替える
・思考するための材料を渡し、
後は自分で考えると言ういつもの勝間さんのスタイル。
だから、
勝間さんのいうの通り、
すっかりそのまま全てを真似することを求めているわけではなく
結局は最後は自分で考えて考えて考えてを推奨している本なのだとわかった。
・長生きするためには仕事を続けよう
生きると言うのは人の役に立つことであり、幅広い人の役に立つのは仕事が1番なのではないか
・老化とは死に至る慢性病である
長生きリスク
その1身体的衰えのリスク
その2金銭的収入減のリスク
その3社会的つながり減のリスク
・時間割引率のコントロール
・身体的リスクを抑えるために
食生活に気をつける
歯と口のケアも大事
睡眠ファースト
・金銭的リスクは早めの対策
老後もフロー収入を得られるように
お金を稼いでいる人と
今まで貯めた資金と年金のみで暮らしている人では全く違う人種になってしまう
社会に貢献しながら収入を得続けること
年休を受け取らない覚悟をする
ドルコスト平均法
お金を稼ぐ事は最高のエンターテイメント社会的リスク
・社会的リスク
一生働ける仕事を選ぶ
自分のことは自分で面倒見るようにする
・年代別リスク
60代
金銭的リスク
定年による収入の変化
年金生活の始まりにより契約した生活が始まる
無職になり、人付き合いが変わる
70代
身体的リスク
内臓の機能や手足の筋肉が急に低下
判断力瞬発力が低下し、
自動車のの運転ミスが増える
これまでやっていたスポーツができなくなる
認知能力の衰えなどから
リテラシーが低下し、若い人と付き合えなくなる
80代
身体的リスク
経済的リスク
社会リスク
歩行リスクが高まり、歩けなくなる
介護サービスや施設の利用が増え、金銭的な負担が増加
同年代に試合がなくなる人が増え、孤独感が強まる
90代以降
総合的リスク
一人暮らし自体がリスクになる
Posted by ブクログ
私も100歳まで生きるかもしれない。
そうなるなら、最善を尽くして準備したい。
お金を稼ぐ手段を作っておく
健康的であるための食生活、自分に合った運動
一人で生活する楽しみと覚悟
幸せに全うしたいです。
他の人オススメ出来ませんでした
書かれていることは理解できました
但し、ヘリクツが多い印象が強く、そこまでして長生きされたいのであればそうした方が良いと思いますが100迄生きる気も無いので大半のことは読みものとして受け取るにとどめました。