【感想・ネタバレ】新風記 日本創生録のレビュー

あらすじ

日出づる国、日ノ本はいかに興ったのか。
遥か昔。民のためにその身を捧げ、長く苦しい旅に出た若者がいた。

まだ日本が日本でなかった時代。日向の里の跡継ぎ・彦火火出見(ヒコホホデミ)は、天災で農地が深刻な被害を受け、各々の里が争い合う現状に心を痛めていた。耐え忍び、助け合え、とただ語り掛けるだけで果たして皆を救えるのだろうか。自らが行動し、未来を示してこそ多くの民を救うことに結び付くのではないか。火火出見は、よき理解者である長兄・五瀬(イツセ)、武芸に長けた次兄・稲飯(イナヒ)、稲作の名人である三兄・三毛入野(ミケイリノ)らとともに理想郷として伝わっていた「豊葦原」への旅を決意する。豊葦原で、人々を束ねる国を作り、民を導くことこそ己の使命だと信じて。

気鋭の歴史作家が、大胆な着想とアプローチで迫った「神武東征録」。
『古事記』『日本書紀』をベースに、立国の礎を描いた歴史スペクタクル巨編!

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Posted by ブクログ

神武天皇の東征と日本建国まで。清らかで志高い青年がやがて大王となるまでの話なのだが、戦の描写に難があり、キャラが少年漫画ぽい。ただ主人公の心の立て直しかたには惹かれる。関西弁をしゃべるキャラがいて弥生時代らしさがなく、邪馬台国の扱いも他の小説で読んだので斬新さがなかった。学説を取り込んだ歴史ファンタジーといった軽さ。展開が ラノベに近い。
この著者の石田三成の小説もそうだが、やたらと溜め息をつくキャラがいて、爺むさい感じが鼻につく。
古典の薫りに親しんだのでなくて、ゲームやアニメから歴史小説に入った作家さんなのかな?

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2021年08月26日

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