【感想・ネタバレ】疫病の精神史 ――ユダヤ・キリスト教の穢れと救いのレビュー

あらすじ

ペスト、赤痢、コレラ、スペイン風邪、新型コロナ――、古代から現代まで、人類は疫病とどのように向き合ってきたのか。律法により衛生管理を徹底し「穢れ」を排除したユダヤ教と、病者に寄り添い「魂の救い」の必要性を説いたキリスト教。二つの価値観が対立しつつ融合し、やがて西欧近代という大きな流れへと発展してゆく。聖書に描かれた病者たち、中世の聖者や王が施す治療、神なき現代社会で「健康」を消費する現代医学。疫病に翻弄される世界の歴史を描き、精神の変遷を追う。

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Posted by ブクログ

やっぱ、死は穢れなんだよね。
現代の細菌学や医学の知識ない時代の対応であり、宗教的に許容できないんだろうなと思う。
細菌感染を考えるとヨブ記とか仕方ないよね。

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2022年07月03日

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