【感想・ネタバレ】まぎわのごはんのレビュー

あらすじ

現役医師が描く圧巻のデビュー作!

修業先の和食店を追い出された赤坂翔太は、あてもなく町をさまよい「まぎわ」という名の料理店にたどり着く。

店の主人が作る出汁のおいしさに感動した翔太は、店で働かせてほしいと頼み込む。念願かない働きはじめた翔太だが、なぜか店にやってくるのは糖尿病や腎炎など、様々な病気を抱える人ばかり。

それもそのはず、「まぎわ」はどんな病気にも対応し、患者に寄り添った食事を提供する、特別な食事処だったのだ。

塩一つまみ気軽には使えない店の正体に戸惑いを隠せない翔太。そんな中、翔太は末期がんをわずらう元モデル・如月咲良のための料理を作ってほしいと主人に依頼され――。

病と向き合う若き料理人の葛藤と成長を現役医師が描く、圧巻の感動作!

(底本 2021年6月発行作品)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめの翔太の態度にはイライラさせられたけど、本を読み進める内に、自分も翔太のように、自分本位で仕事をしているのではないかと考えさせられた。
私も心を持って仕事をできる人になりたいと思った。

0
2023年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれの登場人物の描写が丁寧で、好感を持てた。
咲良と向き合い、一度は逃げ出し、腹を括って戻ってきて、そこからラストまでの流れは夢中になって読んだ。そして泣いた。

食べることは、生きること。
死ぬまで何かを食べなければならない。

素敵な本でした。

0
2021年06月29日

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