【感想・ネタバレ】虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-(1)のレビュー

あらすじ

はるか未来──。
高放射線量下で異形の生物たちが跋扈する、永きにわたり人の住まぬ“魔境”となった地、「旧日本」。無実の罪で妻と子から引き離され死刑囚となったレオーネは、「成功か死か」の極秘任務を命じられる。そこでレオーネは少女や巨獣など数々の異形に出会う……。

フランスで先行大ヒット! 漫画描写の新地平を拓くippatuが贈る、超本格スペクタクル・アポカリプス!!!!

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Posted by ブクログ

260年前の核大戦によって廃墟と化した旧日本に眠る秘密兵器「TORATSUGUMI」を回収すべく送り込まれるフランス国の死刑囚達。
不測の事態から不時着した旧日本には飢えた野獣や野人?が徘徊し、生存に必要な物資や装備も無く、主人公の元軍人・レオーネは正に八方塞がりの状態からサバイバルミッションを開始する事となる。
そこで出会った謎の鳥少女と巨獅子は果たして敵か味方か…⁉︎


こうして改めてあらすじだけを追うと非常にオーソドックスな物語に聞こえるが、本作最大の魅力はippatu先生による圧巻の画。特に背景や風景描写に力が入っており、木々がはびこり荒廃した都市の無味さや空虚さにこちらも見事に飲み込まれる。
そして謎少女’つぐみちゃん’のフワフワでボリュームのある髪の毛?羽毛?がとってもキュート。

人物の表情には劇画っぽさがベースにありつつも大袈裟なくらいに漫画的で豊かに描かれるので心情を推し測りやすくて、キャラ馴染みが良くて好き。例えばレオーネは仏頂面の一見難しい男に見えつつも、有楽町の大木書店で地図を入手した時には良い笑顔で素直に喜んでいるし(p87)、野人に取り囲まれた状態でここぞと放った発煙筒が不発だった際にはわかりやすくガッカリしてるし(p137)、キャラに親しみを持ちやすい。

ストーリー的にはまだ全然進行していないので、ここからどのように世界を拡げて行くのかが楽しみ。

ドゥドゥみたいな奴は良い相棒ポジションに進化するのか裏切り者になるのか、予想するのもまた一興。


8刷
2022.10.15

1
2022年10月15日

匿名

購入済み

日本何があったの!?泣

色々話題作だった漫画を遅ればせながら読んでみました。260年前に滅んだ日本が舞台。荒廃した世界に奇妙な生物の存在、そして問題のトラツグミ、一巻読み終わってまだまだ謎だらけですが、不思議なキャラクター(ツグミ)と物語に惹き込まれて行きました。彼女の他に、あの謎の猿の様な生き物までも鳥足なのは何でだろう
日本人は絶滅してしまったの?末裔は他国かどこかにはいますよね?(希望的観測)

1
2022年02月01日

匿名

ネタバレ 購入済み

描き込みすげえ

200年以上前に崩壊した日本が所持していた謎の兵器「トラツグミ」。いきなりそれっぽいの出てきたけど続きどうなるんだろう。めっちゃ気になる。そして背景の描き込みがとんでもない。すごい労力。

#ドキドキハラハラ

0
2024年01月27日

購入済み

終末感溢れる世界

主人公のタッグが良い
世界観の丁寧な描写も素晴らしいが、散りばめられている謎が更にこの漫画の魅力として仕上がっている
ストーリーも早く続きが気になって仕方ない

#ドキドキハラハラ #深い #ダーク

0
2022年10月21日

Posted by ブクログ

崩壊後の世界でサバイバルするオッサンと少女!!とゆう王道設定!だが、この筆致の細やかさは説得力がすげえ!

2
2021年10月10日

Posted by ブクログ

260年前の核大戦で崩壊した国家で、現在では旧日本と呼ばれる地域にあるとされる秘密兵器の入手任務に向かう死刑囚たち。
レオーネも死刑囚の中の一人で、おそらく主人公か。彼が旧日本で出会った人の体と鳥の脚を持つ少女と、大型の虎のような四足獣。彼女たちが秘密兵器「トラツグミ」の真相を握っているはず、というか、そのもののような気がするのだけど、それは今後の展開を待て、という1巻です。

物語の目的は違うのだけど、外界から隔絶されてはいるけども、自分がいた世界とは地続きである異世界での探索や潜入、冒険というのは「ワンダと巨像」や「人喰いの大鷲トリコ」の世界観と通じるものがあるような気がします。圧倒的な孤独感と、縋ってしまう安心感。つぐみに対してが、安心感ですね。何者であるかもわからないのに、コミュニケーションができたと誤解してしまったところ。
それもこれも、ドゥドゥを助けるまでの感覚です。

ここから任務達成のサバイバルと、世界の裏側を探っていってしまう物語になっていくのかな。

お試しで買った1巻なので、続き読み進めようと思います。本屋さんいかないと。

1
2022年09月11日

Posted by ブクログ

これは大判カラーで読みたいなあ・・・ バンドデシネの翻訳のように、カラー印刷で出してほしいものだ 仏語版はどうだろうか?

0
2021年06月12日

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