あらすじ
せちがらい世の中、心を慰めるのはおいしい食べ物である―。不惑を前にして無職となり、いよいよ出不精に磨きのかかった漫画家が「おとりよせ」を駆使してご当地名物を味わいつくす稀代の“ぐうたら系”グルメコラム。仙台銘菓「萩の月」にそっくりな菓子が五十も現れたかと思えば、齧りついた揚げ菓子で100万円のインプラントが粉砕…。波乱の実食を乗り越えて、愛する「博多通りもん」を超える逸品に出会えるのか?ゆかいな脳内旅行をあなたに。
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Posted by ブクログ
連載中にコロナ禍が始まったので世相を先取りされていたおとりよせエッセイ。面白かった!
おとりよせでも、担当さんが毎回各地の名産品を送ってきてそれについてのエッセイ。
カレー沢さんは山口県民だそうなので近い。初回から「通りもん」で地元の銘菓でした。初回もあとがきも通りもんだった、実質2回分。堅パンはよく見るけど硬そうで食べたこと無い。
「そうそう、ほんと美味しい!!」となったのは、三重・赤福、大阪・551蓬莱、山形・のし梅、神奈川・クルミっ子、鹿児島・軽羹、佐賀・ブラックモンブラン。
特に軽羹は、出身者からオススメされた明石屋の虚無の方の軽羹だったので!!となりました。生地オンリーのほうが美味しい。
初めて見て特に食べてみたくなったのは宮崎・なんじゃこら大福。富山・月世界にはずっと憧れている。虫の以外はどれもこれも気になるんですが。
シリーズ化してほしいエッセイでした。表現が物騒なところも好みで他のエッセイも読もう。
都民の弟によると、ブラックモンブランは近所のスーパーに置かれ出したらしい。瞬殺だそうです。