【感想・ネタバレ】ラブ・ケミストリーのレビュー

あらすじ

大好評、第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞作。「前代未聞空前絶後の有機化学ラブコメ。いやもう爆笑です」大森望(翻訳家・書評家)はじめ、「見事にだまされた! 」「爽やか青春物!」「爽やか恋愛物語」など読者の声続々! 待望の文庫化です。有機化学を専攻する大学院生・藤村桂一郎は、化学化合物の合成ルートを瞬時に見つけることができる理系男子。しかし研究室の新人秘書に初めて恋をしたとたん、その能力を失ってしまう。そんな彼のもとに、カロンと名乗る死神が「あなたの望みを叶えてあげる」と突如現われて……。超オクテの草食&理系男子の初恋は成就するのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何の予備知識も無く「このミスならハズレはしまい」
程度で購入してみたら...
やや読むのが恥ずかしいほどのラブコメ(^ ^;

...今どき、死語か? > ラブコメ(^ ^;

しかも、きっちりファンタジーで(^ ^;
うら若き乙女が読む系の本だったか...
と思って読み進んでたのですが(^ ^;

実は一人、最後まで正体が明かされない
謎の「依頼人」というのがいて。
一応そこが「ミステリ成分」となっている。

でも、この謎の人、容易に想像がつく(^ ^
この人か、「意外にもこの人」だべ(^ ^

...と「舐めて」かかってたら、あに図らんや(^ ^;
さすがはこのミスで賞取った作品、
きっちり最後で「そう来たか」をくれました(^ ^

しかも最後の最後なんか、
ちょっと感動させられたりして(^ ^;

化学の、バリバリの実験の最前線が舞台というのも、
今までにない設定な気がする。
しかも、作中ず〜っと作者の「化学愛」があふれていて、
苦手なはずの化学式なんかも「楽しそうに」見えて来る。
これは新鮮な体験でした(^o^

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2018年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんでん返しがあると言うことで読んでみたが、みずみずしい恋愛ストーリーと背後にあるミステリー小説が上手く絡み合っていてとても面白かった。
カロンと「私」とのモノローグの部分では正体を分からないようにしつつも、女性である事を強調するところが既にミスリードであるところがうまいなぁと、思いつつも”彼女”と彼の関係が最後には友情からそれ以上のものに変化していくところが素敵な関係性が出来ていてグッときました。続編があるならこれからの物語も読んでみたいと思いました。非常に心地よい小説!だなぁ。

0
2021年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだことあったはずなんだけども、記録にはなかった。そしてなんとなくだけど覚えてたような、そうでもないような。

解説者によると、これはゆるふわラブコメディとのことなのだが、ゆるふわでもコメディでもない気がするんだよぁ。ミステリーではないという理由でこのミスの大賞はとれなかったらしいのだけれど、確かにミステリーでないことがある種のゆるさにつながっているけど、それをゆるふわとカテゴライズするのは、ちょっと違うも気もする。

化学探偵シリーズががっつり理系ミステリーであることに比べると、この作品にはファンタジー要素がけっこうあるし、ゆるふわになりやすいのかもしれないけど、どちらかというと化学探偵の方がゆるふわラブコメディと言える気がする。ゆるさはどこかに引き締めの要素がないと活きない気がするんだけども、今回の作品にはそうした部分があまり多くはない。タイムリミットがあるとか、誰か死ぬ運命にあるとか、何かを得るためには何かを捨てなければならないといった要素がゆるさを引き立てるものにはなっていない。それはおそらく、作者がそもそもゆるふわを狙ってないからだと思う。

つまるところ、これをゆるふわと評するからそうした違和感につながってしまう気がしてならない。

さらにはコメディでもないような。東大生をデフォルメすると、あんな感じになるかと言われたら、さすがに無理がある。

今回の作品はシンプルにファンタジーで良いのではないだろうか。死神っぽいキャラがいて、オタクキャラがいて、容姿的には冴えない主人公に比される容姿端麗な友人がいて、ヒロインたる美女がいて。主人公が秘めたる力を持ってるといった三幕構成的な展開でもあるし。

ただ、ミステリーではないという大きなくくりについては同意(笑)。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天然有機化合物の研究に勤しむ藤村は、恋をしてスランプに陥る。カロンという妖女が現れ恋の指南を受ける。

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2019年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

有機化合物の研究をする主人公は、見ただけで正確な合成ルートが閃くという才能の持ち主。ただし、新しくやってきた秘書の真下さんに一目ぼれしてから、その才能が働かずにスランプを起こしている。

そんな中、とある依頼人の依頼を果たすため、そのスランプの原因と思われる主人公の恋を手伝う、という死神が現れる。主人公は恋を成就できるのか?スランプを脱出できるのか?という話。

冒頭の死神に依頼する人物が誰か、読んでいるうちにこの子かな~とかいろいろと考えていたけど、最後に向かっていくうちに確信に変わった。
よくその描写がでてくるなとは思ったんだけど、そういう風に持っていくか~。
それとは別に、オタク百瀬に対する告白する女性が現れることにもびっくり。まさかの彼女は隠れオタクだったか・・・!

化学の実験機材や化学物質の名前はさっぱりわからなかったけど、読みやすかったと思う。

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2016年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじ読むと有機化合物とか出てくるけど、化学とか分からなくてもサラっと読めちゃう・・・殆どコメディ笑
研究に夢中な院生達の生活もなんだか新鮮で面白かったです。
最後の展開も意外でビックリでしたが、終わり方はよしみさんも言ってたけど
無理くりハッピーエンド感は確かにありましたね笑
面白かったです

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2014年07月21日

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