あらすじ
「ぼくが死んだらさびしいよ?」が口癖だったあの頃……。けんかばかりしていたけれど憎めない。博覧強記の東京人。生涯一「雑誌小僧」。毎日が締め切りでも、いつもふらふら飲み歩く生粋の遊歩者(フラヌール)。「怒りっぽくて優しく、強情で気弱で、面倒だけど面白い」夫との多事多難な日々が鮮やかに蘇る。そう、みんなツボちゃんを忘れない。
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Posted by ブクログ
「ストリートワイズ」や「シブい本」むろん「本の雑誌」のロングインビュー。そういう時代からのツボちゃんの読者である。「噂の真相」の記事も発売号で読んでいた。
彼のおかげで、本当に自分の読書の世界が広がった。亡くなってから、極めて寂しい。当てにするとか、頼るとかいうのではなく、そんな本があったのかと元気づけられていたから。