【感想・ネタバレ】ツボちゃんの話―夫・坪内祐三―のレビュー

あらすじ

「ぼくが死んだらさびしいよ?」が口癖だったあの頃……。けんかばかりしていたけれど憎めない。博覧強記の東京人。生涯一「雑誌小僧」。毎日が締め切りでも、いつもふらふら飲み歩く生粋の遊歩者(フラヌール)。「怒りっぽくて優しく、強情で気弱で、面倒だけど面白い」夫との多事多難な日々が鮮やかに蘇る。そう、みんなツボちゃんを忘れない。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 「ストリートワイズ」や「シブい本」むろん「本の雑誌」のロングインビュー。そういう時代からのツボちゃんの読者である。「噂の真相」の記事も発売号で読んでいた。
 彼のおかげで、本当に自分の読書の世界が広がった。亡くなってから、極めて寂しい。当てにするとか、頼るとかいうのではなく、そんな本があったのかと元気づけられていたから。

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2021年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中野翠氏の著作で知ったツボちゃん。
博識で魅力的だった人みたいだけど、ツボちゃん、喧嘩っ早すぎるよ。
新宿でヤクザにボコボコにされて死にかけたり、(被害届けも出さず)怒りのツボにはいると手が付けられなくなって大変だっだよう。
いやー著者で奥さんの佐久間文子はえらいなぁ。
私だったら身が持たないよ。
でも、もちろんそれだけでなく楽しく愉快な思い出もいっぱいあって可愛げもあるある意味少年みたいな人だったのね。
神保町によく行ってたみたいだから(東京堂がお気にいリ)
もしかしたら、すれ違っていたかもしれないな、ツボちゃんと。

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2022年03月14日

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