あらすじ
“史上最強”皇帝を生んだ下剋上!
1000人をこえる叛乱軍をたった一人で殲滅した稀代の剛勇の一代記。
貴族政治が民衆を苦しめた四世紀末の中国・東晋に歴史を激変させる男が出現。
その名は劉裕、貧しい家の出で食うために軍へ入った博徒だ。
戦地では先頭に立ち強敵を次々撃破。
出世すれども学はなく、政治に無関心。
規格外の男が剣の腕だけで切り拓いた道とは。
町の無頼漢から頂点へ。史上最強皇帝の一代記。
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Posted by ブクログ
【読書】コレは面白かった。結構一気に読み終えた感じ。まあ権勢に無頓着ながらも、実に成り上がっていく姿が清々しい。戦にバリバリ勝っていく姿は楽しいね。ただ最後の章を読むと、一代の豪傑においても地位承継ってのは難しいんだなあというのはしみじみ。最後の四代目の台詞はダメだこりゃ感が溢れるね。
Posted by ブクログ
中国・南北朝時代の宋の皇帝、劉裕一代記。
剣の力だけを頼りに成り上がり、ついに皇帝までたどり着いてしまった劉裕。戦場での彼の強さは、ベルセルクのガッツの傭兵時代を思い出しました。理想や野望の下に戦っているわけでないけども、いつの間にか組織を率いる立場になってしまった。
信じるものは、自分のみ。というきらいがないわけでないけども、自分にできることできないことの判断が的確だったのかな、と思いますね。
良くも悪くも、周囲の人間を師匠にすることができたからでしょうか。
自分についてきたものには、いい思いをさせてやりたい。
劉裕の心底にあって、揺るがなかったものは、これなのだろうなぁ。