【感想・ネタバレ】芭蕉のレビュー

あらすじ

芭蕉の没年から一八〇年後の一八七四年に虚子が生まれた。本書は近代俳句の巨匠虚子が近世の巨人芭蕉の著作を論じる。まずは入門者向けに芭蕉の句を紹介、芭蕉の句を談林風の句(第一種類)、主観句(第二種類)、客観句(第三種類)に分け、時間軸に沿った芭蕉の作風の変化を分析し、さらに芭蕉と門人の俳句を評釈する。
各章の初出は明治三十六年から昭和十年にわたる。それぞれの章が書かれた時期が虚子にとってどのような時であったかを考えながら読むと興味深い。

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Posted by ブクログ

高校一年の時、奥の細道の授業が週一あり、秋に実際にあの山を登って行くのだが、果たして今ほど芭蕉に触れられていただろうか。

これはまるで、高浜虚子の授業のようで楽しい。

あの時、教えてくれたおじいちゃん先生は、孫が芸能界デビューするからと、優しい眼差しで微笑ましく孫自慢?していたけれど、その某女優さん、あの祖父の気持ちが伝わっていたかな。心温まる思い出が私の中では「芭蕉」である。

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2024年07月06日

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