あらすじ
2020年、認知症であることを公表した漫画家・タレントの蛭子能収さんが、家族やマネージャーの助けを借りつつ完成した、世にも珍しい“認知症エッセイ”。また、妻・悠加さんが過酷な現状を初告白し、認知症介護の先輩たちに「介護相談」も。さらに、公表後も続ける人気コラム「蛭子能収のゆるゆる人生相談」傑作選も収録。「自分ファースト」で生きてきた蛭子さんの考え方が、意外にも介護する家族の心を楽にするヒントになる!
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Posted by ブクログ
認知症になられた蛭子さんの人生相談はおとぼけぶりに磨きがかかって面白かった。それでも自分の頭で考えて決断して生きてきた蛭子さんが認知症になるなんて辛いよな…と考えたが、本人はそうでもなさそう。ただ、認知症になっても稼ぎ続けたい。その想いはどうか叶え続けてほしいなと、思う。
奥さんやマネージャーさんが身をもって感じた蛭子さんの話も収録されていて、認知症かもしれない?と思い当たる人が身近にいる方は、共感し、また心も少し楽になれるのではないかな。
最近、蛭子さんの人生哲学に共感しまくりで色んな書籍を読んでいる。
これからも自由に楽しく長生きしてほしい。
Posted by ブクログ
蛭子さん オモロイ
自分ファーストのとこも
お金がなくなったら女房に捨てられるから 稼いでいたいとか
「ま、いいか」の寛容さも
笑ってればなんとかなりますよとか
テキトーなとことか
自分の気持ちに正直なとことか
好きです
声を出して笑いましたww
もっとテレビで見たいです
きっとこの本は 蛭子さんは 認知症にこれからなるかもしれないと不安になってる人 周りの人を元気づけます
Posted by ブクログ
認知症になった蛭子さん。
前半の奥さんやマネージャーのエッセイを読むと、やはり周りは大変なんだなと思う。
世に広く公表したのは、奥さんが介護をするのが大変だったからとのこと。
それに対して、後半は、相変わらずの調子で人生相談にいいかげんな回答(それでいて本質をついていそうな)をする蛭子さん。
認知症だろうが、その人の好さや強みはそのまま。ということがよくわかる。
蛭子さんは、いつまでもお金を稼いでいたいという気持ちが強い。その気持ちがある限り仕事が続けられるのではないか。
あと、マネージャーとの関係も良好でよさそうです。
「仕事がなかった時期は一緒にギャンブル。タレントとマネージャーを超えた関係」
●認知症介護の先輩に聞く秘訣
気になったもの
「認知症の人の言動に、イライラしたり、戸惑ったりせず、演技を楽しむように接した方がいいことがあります。」
「介護はいつまで続くかわからないマラソンレースのようなもの。100メートル競走のつもりで走り続けたら、いずれ燃え尽きてしまいます。全力疾走ではなくペース配分を考えることが重要です。」
Posted by ブクログ
蛭子さんの奥さん、マネージャー、本人の置かれた状況と思いを語るインタビューと蛭子さんの人生相談集。意外とこういう当人と周りの人の感じ方をまとめた本はない気がするが、それぞれの反応や考えを知ることができる。
蛭子さんの人生相談も、認知症の人だって、こうやって人の言うことを理解して感想を述べることはできるのだ、ということ、それなりのサポートがあれば仕事もできるのだ、ということの一つの例としても興味深い。
読みやすいのでぜひ読んでみて。