あらすじ
質問することから全てが始まる!
国のいいなりに自分の人生を過ごすのか。それとも自分で理論だてて考えて充実した人生を送るのか。
盛田昭夫氏など政財界有名人のエピソードを交えながら、1985年以降の世界情勢の変化、年金、郵政民営化、日本の教育など諸問題を鋭い視点でとらえ「質問する力」こそが人生やビジネスにとって最大の武器になると説く。
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Posted by ブクログ
いくつか気になった言葉をメモ。
・昇給するのは、1985年以前の話
・日本は工業化は優れていたが、情報化は劣っている
・日本人は株を持っていないので、株価が下がっても困らない
・銀行は利子を払うことが仕事
・国のリスクと郵貯のリスクは同じ。郵貯は国債をたくさん買っているので。
・国の借金は、未来の子孫からの借金。未来において、返せなければ、切られるのは高齢者(つまり今の世代)
・問題の本質は、質問することから始まる。
Posted by ブクログ
「社員質問会なのになぜ質問しない人がいるんだろう」と最近就職活動中に思っていた。せっかく少人数で話をたくさん聞ける機会なのに、なぜ1時間も黙っているのだろうと思っていた。
恐らくそれは「質問が思い浮かばないのではないか」と思う。
この本で述べられていることの趣旨もここにあるのではないか、と思う。
そもそも質問をする習慣がなく、むしろしない方が面倒くさがられずに済むから黙っている。という印象を受ける。
そこにはやはり「考える力」が欠如しているように思われる。
聞いたことが全て正解と思っているから、なんの疑問を持つことも無く「本当に質問がない」のだと思う。
僕はゼミで嫌というほど教授や他のゼミ生から質問にあうし、逆に質問もとてもたくさんする。
質問に答えても変な回答だったら更に突っ込んで話を聞かれるし、根拠もないと更に突っ込まれる。
その習慣があるせいか、就活中もその場で質問も思いつくし、なるべく一問一答にならないように心がけている。
Posted by ブクログ
自分の頭で考え、疑問点があれば、とことん追及し、自分で納得してから決断をする。
常識を疑う。
他人の模倣ではなく、道なき道を見つける。それは質問によって、前提条件を疑い、問題点を摘出し、その解決策を自分で考える。
ドライな目で情を入れないこと。日本人には慣行や集団の意見を採用させることが多い。
日銀の株価の低迷に対して、テコ入れの話。
質問 株式会社が落ち込むと誰が不味いのか?
日本人の資産の中には株は殆ど組み込まれていない。
日本人がなぜ質問しないのか?
明治維新以来、日本の目的は欧米に追い付くことであった。欧米のものを真似る必要から教わったことを記憶し、それを再現することが求められてきた。先生が黒板に書くことをそのままノートに写して、あんきするような教育を行ってきた。
言葉は表現するための道具。
様々な状況を仮定し、追い込まれたときに自分ならそれをどう切り抜けるかと考えることが思考の訓練。