あらすじ
<私(AI)>に魂の有無を問うなら、<私(ヴィヴィ)>の歌に宿るのは――。 ヴィヴィとマツモト、100年の旅路の新たな舞台。新旧の歌姫型AIが一堂に会する歌の祭典『ゾディアック・サインズ・フェス』。その次なるシンギュラリティポイントでもあるイベントに参加するヴィヴィは、正史で""自殺""したとされるAI、オフィーリアと出会う。 『オフィーリアの自殺』を呼び水に引き起こされる""魂の有無""を問う論争を防ぐため、ヴィヴィとマツモトはオフィーリアの自殺を阻止すべく、彼女を取り巻く舞台へ介入する。しかし、真実を探るうち、ヴィヴィにあってはならない""人間""との再会が訪れ――。 ――自ら命を投げ出す所業、それはAIの""魂""の存在を証明するのか、それとも否か?
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オフィーリア編に加えアニメでは描かれなかったディーヴァがAI博物館に入るに至った物語を収録。
ヴィヴィとマツモトが面と向かっては決して口にしないけれど、お互いがお互いを大切な相棒だと思っていることを吐露する場面が良かったです。
アントニオに問われたマツモトが、ヴィヴィは歯がゆくもどかしいが彼女を思い通りにしようとは思わないと返すところが熱かった。
後半はAIと友情を育んだタオの父への反抗がウルッと来ました。
Vivy Prototype3
アニメで言い切れなかったアントニオの葛藤がこの一冊でやっと分かった気がします。そしてひとつの選択で未来が大きく変わることを実感しました。最終巻も楽しみです。