【感想・ネタバレ】最後の相棒 歌舞伎町麻薬捜査のレビュー

あらすじ

圧倒的な実力と覚悟を持つカリスマ刑事・桜井の後を追い、闇社会と関わりつつ頭角を現した新人刑事・高木。「刑事にも守るべき家族がある」という組対課刑事・洲本とともに、暴力団幹部が惨殺された事件の謎を追うが――。
(単行本『凄腕』改題)

新宿・歌舞伎町を舞台に展開される命がけの麻薬捜査で、暴力団幹部殺人事件の真相に迫る。
刑事たちの生き様が熱い本格警察エンタテインメント。

※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本『凄腕』を改題した文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

永瀬隼介『最後の相棒 歌舞伎町麻薬捜査』文春文庫。

新宿歌舞伎町を舞台にした本格警察エンターテイメント小説。

作品ごとにテーマを変えて読者を魅了する永瀬隼介の快作。捻りの効いたプロットと予想外の展開、刑事たちの熱い生き様にページをめくる手が止まらない。

圧倒的な実力と決意を持ち、余りにも刑事であり続けようとしたために家族をも犠牲にし、闇社会と太いつながりを持っていたカリスマ刑事の桜井。やがて闇社会に関わり過ぎた桜井は警察組織により駆逐される。そんな桜井の相棒となった新人刑事の高木は桜井の意思を継ぎ、闇社会と関わりながら頭角を現して行く。高木は新たに家族を第一に考える先輩刑事の洲本とコンビを組む。

暴力団幹部惨殺事件の背後に見え隠れする新宿の闇社会を知り尽くした『シーラカンス』と呼ばれる桜井の謎の情報提供者とは……

本体価格900円
★★★★

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2021年04月14日

Posted by ブクログ

歌舞伎町を舞台に活躍するアウトローの組対刑事たちを描くハードボイルド。作品自体は小説の中にしか存在しないようなスーパー刑事の話なので、まあそのつもりで読めばそれなりに面白い。
昭和から平成の時代には歌舞伎町といえばアンダーグラウンドのイメージがありましたが、最近はどうなっていふのだろう。店舗型の風俗店もかなり減ったはずなので少しはクリーンになったのかと思いきや、少年少女を食い物にするようなニュースをよく目にする気がするので、形態は変われど危険な街なんだろうか。

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2022年07月03日

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