【感想・ネタバレ】考える技術のレビュー

あらすじ

経済激変のこれからは思考力格差の時代だ!

世界経済は急激に変化している。これまでの原則がまったく通じない新しい経済状況の中で、ビジネスマンに求められるもの――それが「考える技術」だ。論理思考を身につける具体的方法、アイデアの生み出し方、先見性を磨く術……。「思考力格差」の時代を生き抜くための、大前研一流・知的パワーアップ法を開陳。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

24大前研一『考える技術』2004
・過去の成功体験はほぼアテにならない
←過去のビジネスモデルが通用しなくなっている
例)
・仮説と前提の切り分け
・現象と原因の切り分け
例)「営業マンに元気がない」と「マーケットカバー率は高いが、競合勝率は低い」
@cpa_1992
原因を知るフィールドインタビュ
1 地域別営業マン別の競合勝率を取る
→商品が悪くないことを確認
2 右に成績良い 中央に平均的 左に悪い営業マンを配置し、売り方などを聞く
→売っている人と売っていない人の違いを把握
3 営業成績が良い営業マンに指導もらう
@cpa_1992
・結論を出すまでは必ず現場で実証
例)成績の良い営業マン・成績の悪い営業マンに同行
・適切な価格設定の例
競合会社別に値引き額と競合勝率に関する変数カーブを設定する
@cpa_1992
解決策提案までのプロセス
1 データ収集
2 仮説設定
3 現場検証
4 仮説設定(正しい仮説(結論)が構築されるまで2→3→4のサイクルを繰り返す)
5 結論形成
6 具体的提案提示
@cpa_1992
問題解決のためのトレーニング法
通学途中等に、
「つり革広告の会社の社長に売り上げを上げるように頼まれたら、どうするかを、現在のポジションより2階級上にいたとしたらどうするかを考える」
@cpa_1992
プレゼンテーションの進め方
1 前提として、自分がやってきた作業(FIの回数、地域、対象、どんな話を聞いてきたか)を最初に言っておく
2 全体の結論を言う
3 1ページごとに1結論形成
@cpa_1992
・業界の動向
→競合他社の動き(業界に働いている力をもっと上手く利用する会社とその理由)
→当社の状況分析(どの部分で遅れているか)
→改善機会のための条件(売上高で言えば○%増)
→解決の道
例)売上UP
1商品いじる
2価格下げる
3営業のやり方変える
@cpa_1992
相手の心を動かすポイント
1言いたい順序ではなく、相手が納得する順序
2本当の原因はしつこく探る
例)車にちょっと荷物を入れさせて」と言って、トランクを探る
3見た目の良さより言葉の説得力を
←日本の経営トップは、見るよりも話で聞く方が理解しやすいという人が
@cpa_1992
4 10時間語れることを45分にまとめる
5 必ず一つの結論に至るピラミッドストラクチャー
@cpa_1992
・提言は一つが鉄則
・議論が政治問題化しそうな場合
→全員が初めに議論の枠組みに関して同意する「原則」の打ち立て(問題の定義、問題点の整理)
例)郵政民営化
郵便、郵貯、簡保
ユニバーサルサービスの必要性
公的サービスの必要性
仮に、民営化した場合の競争力
@cpa_1992
・立場よりも事実に対して忠実になれ
・社長を説得する勇気を持つ
・”同質性”のぬるま湯から出よう
→問題解決の訓練をするチャンスを逸失
・「自己否定」が優良企業の条件
→異質性をどんどん取り込み、企業カルチャーの中に取り入れる
@cpa_1992
・なぜ経済が供給された資金を吸収しないのか(マネーサプライを上げてもインフレにならないのか)
ITの発展等でお金の流れが効率化
→お金をダブつかせておく必要(在庫を増やす等)がない
→金がモノに替わらない
→お金が金融商品の中で循環
→実体経済に吸収されない
@cpa_1992
・国内の通貨量を増やす(低金利)→お金は外に出て行く
・金利を上げる→その金利を求めて外からお金が入る
例)クリントン時代のグリーンスパンFRB議長
@cpa_1992
・5年後の世界を見通すための思考回路
「機能分解」してから考える
@cpa_1992
・成功のパターンの4要件
1事業領域の定義が明確:必然的に向かっていく一つの方向に特化
2現状の分析から将来の方向を推察し、因果関係について簡潔な論旨の仮説が立てられている
3自分の取るべき方向についていくつか可能な選択肢があっても、どれか一つに集中する
@cpa_1992
4基本の仮定を忘れずに、状況が全て変化した場合を除いて原則から外れない

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2016年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

牧野昇と大前研一が、自分が乗り越えるべき相談(コンサル)業務の専門家(プロ)だとして目標設定しています。

そのため、見習うべきところと、見習わないところに分けて考えてみました。

大前研一の方が、若いだけあって、現代の人たちに、まだ遙かに関心を呼んでいる。
人気商売なのだが、経営者に人気があればいいので、社会的な人気はそれほど必要ないのかもしれない。

表面的にはすばらしいことを書かれている。
考える技術が身につけば、すばらしいことができるかもしれない。
しかし、考えたがために失敗したり、嫌われたりすることも多い。

著者がなぜ、この本に書いているような思考方法をとるようになったかは、
商売の秘密なので、本に書くのではなく、直接相談料を貰ったときにお話するのが
相談業務(コンサル)の基本だと思われます。

自慢話が多いのは相談(コンサル)でお金を貰う為なので仕方がない。

商売の秘密は本に書いてなく、自慢がたくさん書いてあるという
2つは割り引いて読まないと、読み方としては失敗するかもしれない。

いつもながら、表面的な狙いはすごい。
真似るべきところだろう。

0
2012年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本読んで圧倒された。未来予測が当たりすぎて怖い。

「様々な問題の多くは現象で、原因は1つであることがほとんど。」

が大きな学び。現象ではなく原因の解決策を探す。

p.38
間違いとわかれば、すぐにオールクリアしてまたやり直せばいいのである。自分の立てた仮説が間違っていたら、新たな仮説を立ててスタートすればいい。人生を悔やんでばかりいることは間違った仮説に固執し続けているのと同じでまったく無意味だと思う。

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2020年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初回は転職する前に読んだが、自身もコンサルタントになり約7年が経ってからの2度目の感想
上から目線が気になるものの、改めてコンサルタント視点で見てもとても参考になる/自身の戒めになる書籍

・人の2倍考える人は10倍の、3倍考える人は100倍の収入を得る
・「コップ半分の水」について20分のパブリックスピーチができるか?
・常に考えながら生きる。自分に質問を投げかけながら考える
・知的に怠惰な人にビジネスチャンスは無い
・考える時は常に緊張感を持つ。社長に呼ばれた時だけ格好良くはできない
・仮説をぶつけ合える友人を持つ
・普段とは異なる景色を見て脳を刺激する
・自分の足で見に行って確かめる、思考を広げる

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2020年03月18日

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