【感想・ネタバレ】イタリアのデザイン思考とデザインマネジメントのレビュー

あらすじ

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デザイン先進国イタリアのデザイン思考とマネジメント手法を詳述
イタリアのデザイン理論の全貌に加えて、家具・照明分野のデザイン起業家30名以上の生々しい証言から、本場のデザイン経営の仕方が分かる良書。
“イタリア経営学”に基づき、衣食住のクオリティを極限まで上昇させ、日常生活の中で幸せを実現しよう。カラーページ(フェラーリ/マセラティ)多数あり。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

献本されたので読んでみた。デザイン先進国であるイタリアのデザイン起業家数十名が、具体的なデザインマネジメントの仕方を生々しく証言している第5章が圧巻。マーケティングでもなく、ラグジュアリーでもなく、グッドテイストを中心にしてデザインマネジメントが行われているというのには驚いた。日本企業はこのマネをすればいい。それに、デザインデザインとは何か、という問いに対する最終解決的な定義がなされていて面白い。そもそも、イタリアでデザインを意味する言葉はプロジェクト(progetto)であるため、designという言葉の語源を探るのは意味がないわけだ。そもそもデザインの起源がバロックであるというのは初耳。今、流行しているアメリカのデザイン思考の起源が、ブルーノ・ムナーリやエンツォ・マーリなどのイタリア人デザイナーにあるなら、本家本元のイタリアのデザイン思考を学んだ方が、ファンタジー溢れる新製品開発ができるとのこと。

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2021年03月15日

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