あらすじ
佐藤可士和が聞き手となり、これからのデザインを考える上で重要な視点を持つ各業界のキーマンをゲストに迎える、『デザインノート』誌の人気連載「佐藤可士和の視点とデザイン」を一冊にまとめました。
さらに、佐藤可士和が総括する「対話が教えてくれること」を加筆しています。
今話題のクリエイターはもちろん、スポーツ関係、実業家、極真空手館長まで、21人のトップランナーとの価値ある対話が繰り広げられます。
佐藤がいかに対談相手に対して興味、尊敬、期待があるかが伺える質問が飛び、様々な形をしたデザインの在り方、使い方が見えてきます。
あらゆる業界で、試行錯誤するクリエイターや広くビジネスパーソンの仕事のヒントとなる一冊です。
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Posted by ブクログ
対話とは、「違い」を認め
相手をリスペクトすること
常に自分の関心事は、その人を動かしている力の源を探ること
対話において意識していることは、お互いが共有できる要素をいかに積み上げていけるかどうか
人はそれぞれ違うということは、対話に臨む上でも大切なマインドセット
違いを前提としたうえで、相手をリスペクトできるかどうかも大事。自分が知らないことに対して謙虚に耳を傾けること。
■準備編
①対話のテーマを設定する
②質問を考えながらリサーチする
③心地よい環境をデザインする
■現場編
①共有できる概念を見つける
②人生の原点について聞く
③話題にふり幅を持たせる
■AI研究 松尾豊さん
デザインを人工知能で組み合わせて作ることはできる。しかし、難しいのはそれを評価すること
医者がロボットに変わっても、治療法の選択は人間にしかできない
人工知能でもっとも難しいのは、目的を設定すること
本質を見抜ける人は、えり分ける力が強い
■空手 松井さん
「事実なんてない。あるのは認識だけだ」
経営者と話すと「どうしたらいいのか」と聞かれるが「どうしたいのか」が大事。正解と言うのは社長が作っていくもの
■中田英寿
「よいものは伝わりやすい」
みんなが美しい、カッコいいと思うものは、シンプルできれいなもの
日本人はそぎ落とすのが得意。引き算の考え。