あらすじ
期待の新人が突きつける選択!
ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。
植物が枯れ酸素も薄くなった世界。
しかし人類は、人を植物に変える技術を開発し、わずかな酸素を作り出して生き延びていた。
先の見えない世界でも人として生きるか、苦しみを捨て植物として新たな生へ踏み出すか。
人々は選択を迫られるーー
期待の新人が放つ本格SFマンガ!
ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。ほとんどの植物が枯れ、人類は「酸素不足」と「貧困」といった二つの問題に直面していた。そんな時、人類は「転花技術」という「人を植物に変える技術」に希望を見出した。この手術を受けた者は、約2年間の歳月をかけて徐々に植物へと変化していくが、その代わりに国から一千万円の補助金が下りる制度となっている。生きる希望も見いだせぬような世界で、主人公の神谷十四郎(かみやとうしろう)は、自ら転花技術を受けることを望むが…。
読めば緻密に作りこまれた世界観と設定に感銘を受けること間違いなしです!この作品では、「貧困」と「酸素不足」といった現実味のある問題を軸に、国民と国の対立がリアルに描かれております。また、そこに「転花技術」と呼ばれる非現実的かつ斬新な設定が上手く絡められており、読んでいて「本当に将来こんな世界になってしまうのではないか?」と感じるほどのリアリティのある内容となっております。
こちらの『フールナイト』、SF好きの方は是非ご一読ください!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
分厚い雲に覆われ夜と冬しか無くなった世界で、人は人間を植物にする技術で作り出した酸素で生きている。
こんな壮絶な社会でも人間として生きるか、植物となり苦しみ捨てて新しい生を送るか…“転花”したけど肉体もまだ残ってる身体からはグロテスクな美を感じます。
ヤングケアラーな主人公は、大怪我とかによって転花技術を受けたところそんな花の声が聞けるようになりました。会話も?
1巻はそんなトーシローの最初の依頼。小さい頃受けたトラウマってずっと離れなれないんだよね…相手がいなくなっても。
「霊花は人の感情に敏感」、霊花になって初めて相手の想いに気付ける…なのが皮肉で哀しい。人のままだったら気付けなかったということだから。。植物になってからだと、気付いても遅いけど。