【感想・ネタバレ】あしたの官僚のレビュー

あらすじ

厚生労働省キャリア技官の松瀬は、個性的過ぎる部下や同僚の尻拭いに奔走しながら、国会議員、関係省庁との板挟みに苦悶する日々を送っていた。そこに突如、新潟県で謎の公害病が発生。孤立無援のまま原因究明に追われるが、ある謀略により「忖度官僚」として国民の非難の的となり……。切実すぎる新時代の官僚小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前半は霞が関あるある、後半はファンタジー
前半では霞が関の長時間残業の原因が全パターン寸分の漏れもなく語り尽くされている(と思う)
シン・ゴジラをあるある目線で楽しんだ方にはおすすめ
そんな幕の内弁当的なエピソードの積み重ね(しかもリアルなので結構細部が細かい)でやや食傷気味になってきたところで、物語は急にファンタジー側に舵を切り、緊張のラストまで怒涛の展開を見せる
もうこうなったらリアルにはあり得ないけど一発逆転スカッと爽やか読後感まで一直線なので、細かいことは気にせず楽しむのが吉と思う
前半がちょっと内輪ネタに走り気味で退屈になるかなぁと思ったので星4つ

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2021年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

厚労省の30歳若手官僚の話
肩書きは「係長」で部下がひとり。

あれこれ兼務がかかっていて担当範囲が広い。

部下をサボり癖と見ているので仕事が振れずに疲弊




●男社会で生き延びる女上司(課長補佐
“ピリピリせずには仕事ができない。余裕がない。そんなの、裏を返せば能力がないことの証にしかならないだろう。
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●ポンコツ評価官(課長級)目田さん

みなさんにとって、私は「ダメダメ」です。当然です。なぜなら、仕事は最小限しかやらないと決めているのですから。でも、それには理由があるのです。私はね、40半ばで身体をこわしたのです。

身体を壊したって、組織が補償してくれるわけではありませんから。もちろん、出世からは遠のきますけれど、それよりも健康の方が大事です。
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2022年11月13日

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