あらすじ
老いていく不安。コロナ禍の自粛生活。
この先、一体どうなっていくのか……。生きることにまつわる不安と苦痛、とらえどころのない、もやもやした感情にさいなまれて、誰もが不機嫌になりがちな日々。
著者は、50万人の悩みを聴いてきた89歳のシスター。こんなときだからこそ、「機嫌よく暮らそう」と説く。
もちろん不機嫌になってもいい。そのときは、素早くその感情に気づいて不機嫌の芽を摘む。
ヒントは、比べない、とらわれない、老いを恐れないこと。
本書には、今日から誰にでもできる、機嫌よく生きるための小さな習慣・ヒントが詰まっている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても素敵な本でした。
チャプター3大切な人との別れ方、悲しみを生きる力に変える。の章で、亡き父のことを思い出して、号泣してしまいました。
父のありがたみ、やさしさを思い出すことができました。
それから、ほんのちょっとの心遣いが自分の人生を彩るんだということを認識させてもらえた本です。
この本に出会えて、よかった…
Posted by ブクログ
比べない
とらわれない
老いを恐れない
老いは人生で溜め込んできたことを手放していくプロセスです。かつての地位や肩書き、昨日まで動いていた手足の動き、蓄えてきた貯金、この世で蓄えてきたものにとらわれることなく手放していくのです。
なんでも沢山急いでやる必要がなくなれば、少しの事にゆっくり時間をかけられるようになるのです。そうすると、様々な人間味も味わって、人の面白さも分かるようになる。人間が丸くなるとは、受け入れる余裕ができること。こうして豊かになった感情が人生そのものを豊かにしてくれます。
Posted by ブクログ
水のように心に染み入る言葉の数々でした。
一番印象的だったのは、死の瞬間は本人にはわからないもので恐れる必要はないという言葉でした。なんとなく、死はとても怖いものと幼い頃から思っていましたが、そんな根底を覆すような考え方で驚きました。
自分の考え方や身だしなみ、機嫌の取り方で日々気持ちよく過ごせるなら、それに超したことはないなと思います。
Posted by ブクログ
長岡三重子さん。106歳まで現役スイマー。泳ぎ始めたのは80歳のとき。
食事の前、夕方、など足踏み器で運動する。
茄子と鯖缶の煮物
一冊の本を読んだら、マインドマップでまとめる。
生きるとは成長すること
傾聴=相手に寄り添い、聴く。文句、アドバイスは言わない。ただ寄り添って聴く。自分のことは話さない。
しゃべりたいときに黙る、失望しそうなときに希望する、従順で平静。これが年を取った時の道しるべ。
朝目覚めたときに、「今日一日幸せでした。ありがとうございます。明日も一日幸せです」と先に感謝する。
今必要なことは、一日上機嫌で生きること。
マスクをしないリスクは本人の課題。文句を言う前に離れればいい。
家族の写真を見れば怒りから気をそらせられる。
怒り、憤り、嫌なこと、に対処する方法=気づく、深呼吸、別のことに集中(=体を動かす)
「人を見て笑ったり、悪口を言ったりするのは、『傍観者の利己主義』である」
病人は、死が近づくと直観的に感じ取り、和解しようとする。死ぬ瞬間は、本人にはわからない。恐れる必要はない。
死を考えると終わりがあるから頑張れる、と思えるようになる。
死んだら終わり=死ぬまでは頑張ろう。
トレッドミル、レースと同じ。