感情タグBEST3
これはフィクションでしょうけど、実際に起こった飛行機事故の話しや相次いだ回転レストランの閉店の話題などが思い出されて、感傷的な気分になりました。
ほのぼのとしたストーリー展開で、最後まで一気に、そして、心が癒されるような気分で読めました。最後のどんでん返しのような話の内容がとても素晴らしいと思いました。未読の方々へ是非とも読んでほしい内容の物語だと思います。
凄く、心に響くお話でした。最初は記念日を少し特別な場所で過ごすご夫婦のお話かと思って読んでいたのに、衝撃的な事実が明かされた瞬間全てがひっくり返る感じ。
こんなに短いのに、忘れられない物語になりました。
一穂先生の書かれるお話はどれもこれも自分の好みどストライクで大好きです。
別ジャンルの作品で知った先生で、「こういうのも書くんだ」という感想が最初に出ました。けれどしっとりとした雰囲気とか言い回しとかに先生らしさが現れていて、ジャンルとか関係なくこの人の書く文章が好きだなと思わされました。スモールワールズもすごく楽しみにしています。
ふわっとあたたかいお話かと思わせる始まりだったのに、読後がこんなせつないなんて。読み終わって数秒後にじわりと涙が滲みました。
ショートストーリーの醍醐味を味わえる作品です。他の作品も楽しみ。早く読みたいです!
レストランを訪れる二人の関係に驚いた。そんな繋がりがあるのだろうかと。それでも、物語の終わりかたが雑に思えたので星は4つ。もう少し背景を掘り下げるとか人物に深みを持たせてもらえると次も読みたくなる。ショートでは、コレがギリギリかな?
短編であるためかストーリー展開は最後のどんでん返しを含めてそれほどの新奇さはない。それでも文章のスタイル言い回しがいいのか、しみじみとした気分になれる作品である。あえて二人の関係を疎遠にしたのがいいのかもしれない。
人生とは大きな円(縁)をゆっくりと右や左に逸れながら刻を重ねてゆく。本作の舞台となった今は無き、空中レストランのように。そして、作中の二人の1年に一度の晩餐会のように最後には因果のごとく巡りめぐって又、元に返る。ショートストーリーだけども大きなテーマが濃密に描かれていると思います。
ほぼ中身がない。ページ数的に仕方がないかもしれないが意外性のある設定をただ後出し説明しただけ。
後半の設定説明に加えて二人の恋愛感情要素まで加わり更にとっ散らかった印象。
主人公のふるまいもセンチメンタリズム全開な女性の言動もすべてが芝居めいていて寒々しい。