あらすじ
『惣菜屋 かえで』を経営する朝希は施設育ちのゲイ。家族、家庭への憧れから「家庭料理の温かみ」を感じられる惣菜作りを大切にしている。そんな朝希には気になる相手がいる。時折サラダのデリバリーを注文してくれる客で、名前は都倉。そんなある日、いつものように都倉からサラダのデリバリー注文が入り、朝希は嬉々として配達に向かった。しかしその日は、いくらチャイムを鳴らしても出てこない。鍵のかかっていないドアをそっと開けると、そこにはぐったりとした都倉が倒れていた。聞けば都倉は小説家で、原稿に没頭すると食事を摂ることを忘れてしまうのだという。朝希は都倉の身体を気遣う親切心と、お近づきになれるかもしれないという下心から惣菜の定期デリバリーを申し出て……。
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ノンケ×ゲイ。年下×年上。
ちるちるで事前調査せずあらすじだけで購入したので、勝手に年上×年下だと思い込んで読んでました。
これは完全に自分の好みだからだと思うけど、本編読んでても攻めの方が年上だったら更に萌えたと思う。
惣菜屋の店長をしてるゲイの受けと、執筆活動してるノンケ攻めの話。
話が始まって序盤は、中年客による「嫁はいつもらうんだ」とか「嫁と子供に食わせたいだろう」というデリカシーの欠片もない発言に嫌な気分になる。
攻めと付き合うまで同性愛者ということを隠してたけど、いざカムアウトしても周りの親しい人たちは特に気にすることなく受け入れるので、気持ちよく読めた。
特に嫌な展開もなく、二人のイチャラブ空気にほっこりできる。
良かったぁ〜凄く良かった〜
受けは施設育ちで惣菜屋の店主、攻めはその店のサラダばかり頼むデリバリー客で恋愛小説家。設定が斬新。受けは可愛い系のゲイで、攻めはノンケ?の正統派のイケメン。
惣菜屋が舞台だから、料理の描写が鮮烈でお腹が空いて仕方なかった笑笑。
みんなが優しくて、心が温かくなるお話。
独りで生きてきた、これからも独りだという主人公が切なくて、攻めが溺愛してくれてホントに良かった!!!
優しく
人は人を好きになると優しくなる。
幸せになって欲しいから、そんな気持ちになるお話だった。
好きな人と、美味しい料理を食べるともっと幸せ