【感想・ネタバレ】ミレニアム6 死すべき女 下のレビュー

あらすじ

カミラはリスベットを殺すためストックホルムに赴き、その動きをつかんだリスベットは後を追う。一方、リスベットの協力で死体の身元を突きとめたミカエルは、男と国防大臣の周囲で起きた悲劇と謀略の核心に迫っていく。だが、彼をカミラが追っていた。それを知ったリスベットは、即座に行動を起こす――ミカエルを救い、カミラと決着をつけ、自らの過去に終止符を打つために。驚異の六部作、ついに完結。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者が亡くなってしまったことにより、未完で終わるのではとおもっていた、ミレニアムシリーズ。新しい著者によっていつの間に3冊書かれ、1から始まる復讐劇も無事完結した。
個人的には、原作者のラーソンより、ラーゲルクランツの方が、話が読みやすく好き。ラーソンの北欧の闇を描いた濃い内容に対し、ラーゲルクランツのほうが世界的な関心事になっていて理解しやすい内容だったからだと思われる。
さて、今作のテーマは、冷戦後の二重スパイ勧誘の話。過去のエベレスト事故の裏には二重スパイ勧誘の失敗があったって話で、リスベットの復讐劇失敗から始まり、ミカエルに頼ろうとした浮浪者の死と言った繋がらない。だか、これら内容が繋がると一気読み。
シェルパの遺伝上の話なんて知らなかったので、興味深く読めた。

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2022年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

山好きなので、エベレストが舞台になるのを知って小躍りしたけど、読んでみて残念。
リズベットとミカエルが別件を追いつつもその事柄が一つに収斂していくのではなく、エベレストの件はリズベットに直接関係が無かった。二重スパイの話にもっとザラも深く関わっていて、その件でもリズベットに危機が及ぶとか、そういう関わりがほしかった。
カミラが小物で美女という以外に取り柄がなさそうだし、リズベットは頭脳を駆使して出し抜くわけでもないし、エベレストで起きたシェルパの謎も大したこと無かったし、謎っぽいワードを細かくしてぱらぱらと落とした感じ。
シェルパのDNAのくだりは興味深かった。

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2023年02月26日

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