【感想・ネタバレ】和菓子迷宮をぐるぐるとのレビュー

あらすじ

変わり者と言われる理系大学生・涼太が出会ったのは、あまりに美しい「和菓子」。その「美味しさ」にも魅せられ、すっかり和菓子の虜に。勢いのあまり大学院に進まずに和菓子職人になることを決意し、製菓専門学校に入学してしまった。 個性豊かな学生たちとともに和菓子作りに精を出すが、和菓子はとにかく答えがない。自分の和菓子を作ろうと苦心するも、理系的思考が数値だけでは測りにくい和菓子作りの邪魔をして――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ある日、大学院に進む予定だった涼太が、和菓子の魅力に取り憑かれ和菓子職人を目指すところから始まる青春物語。
《個人的なみどころ》
主人公の涼太がすごく真の強い子で、後半でかなりハードないじめを受けていた事が露見するエピソードで、
「傷つく人間と傷つける人間では、傷つく方が悪いですから」という所があって、、めちゃくちゃ切なくなりました。しかも、前半では母親が死別みたいに扱われてたのに、後半では母親が自分を捨てて、愛に走ったやら、そもそも母親が不貞の中できた子とか無茶苦茶ハードなんですよ、この子、、。
しかも、パートナーが亡くなってひょうひょうと仕事のついでに、会いたいって、、あったら会ったで、あわよくば息子と暮らしたいみたいな、ふざけんなー!
いなぁよっぽど親代わりの叔父叔母が愛を注いだんだなぁって。てか
しかし、理系の道をまっしぐらに進んでいる中、大学では友達に恵まれていて、方向転換して大学院にいく道を和菓子に出会って、製菓の専門学校へとシフトチェンジした先での仲間に恵まれて、、良かったなぁって思う。理詰めで屁理屈野郎だけど、真っ直ぐで愚直な主人公に好感しかなかった。
個人的に泣けたのは川島さんが専門学校に入った理由、、。大好きな和菓子屋さんとのエピソード。
受け継いだレシピ、、食べてもらう事ができなかった自分が作った和菓子、、。切なすぎる。
ラスト、メンバーの未来が唐突に描かれてちょい端折りすぎ!と思ったけども、しんどいけど、自分で未来を決めた寿莉、留学する事に決めた、田城さん、、川島さんがお店を作るぞー!みたいなシーンもありほっこりした。

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2022年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あーーーーー、美味しい和菓子がたべたーーい!!
正直、理系の言ってることは分からんが、曲線が美しいとかなんちゃらっていうのは分かる気がする〜って思った。
食べたら無くなっちゃう、っていうのもまた儚い。

0
2025年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!!
製菓の職人を目指す若者たちの青春物語ではあるんだけど、みんなの葛藤や個性・性格がただの青春ストーリーな感じではないところが素敵でした。

もちろん個性的の筆頭は涼太くんなんだけど、みんな悩みつつ自分の夢に向かっていて、いろんなことにぶつかってえらいな。

最後のデートの件もほっこりしました。
いいものを読ませてもらいました。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バリバリ理系男子で考え方も理詰めな涼太。それでいて、自分以外はみんな女性のグループで仲良くやれてる(というよりモテてる)のは、嫌味がなくさっぱりした性格だからなんだろうな。
涼太の、一歩間違えれば屁理屈になってしまう考え方が私も読んでて面白かった。
周りの人に恵まれてるというのもあるのかも。
伯父さん夫婦も「はなふさ」の師匠も、製菓専門学校のクラスメイトもみんな涼太の言葉を尊重してくれる。そんな環境で餡作りに挑む姿が青春ぽくて爽やかでした。
(最後、いつの間にか「はなふさ」で働いているぞ?(^_^;))

零点か百点かの考え方はまだ健在なのかな。
あと、「傷つけるより傷つく方が悪い」という言葉の真意が分からなかった。何で??

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2023年02月24日

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