【感想・ネタバレ】令和の中学受験 保護者のための参考書のレビュー

あらすじ

少子化、一流大学の合格者削減、そしてコロナ。令和に入って第3次ブームといわれる中学受験のルールが激変。親世代の「中学受験の常識」で臨めば、親子ともども不幸な結果に。中学受験専門塾で27年にわたって教鞭を執る著者が、令和版・中学受験「合格の法則」を披露する。わが子を苦しめないため、中学受験生の保護者に送る最新マニュアル。

序章 中学受験ブームがやってきた
・卒業間際に「消えた」中学受験生
・第一志望合格は三人に一人もいない
・わが子には「限界」がある
・結果責任の一端は「親」が負う
・令和の中学受験の「新常識」

第一章 中学受験向きの子、不向きな子
・入学後に伸びる子、転落する子
・学力差はいつから生まれるか
・語彙の増やし方
・科目別・塾通いの前にやっておくべきこと
・準備に出遅れたらどうするか
・わが子の積極性を引き出すには

第二章 志望校の選び方
・偏差値が意味するもの
・共学か、男女別学か
・女子校に理系女子が多い理由
・共学入試でおこなわれる「女子差別」
・大学受験をするか、しないか
・大学合格実績のマジック
・学校説明会ではここをチェック

第三章 中学受験塾という世界
・塾に通い始めるタイミング
・大手塾か、小規模塾か
・中学受験は課金ゲームではない
・首都圏「四大塾」それぞれの特徴
・良い塾・ダメな塾の見分け方
・子どもが塾を辞めたいと言い出したら
・転塾するかどうか悩んだときは?
・塾は子どもを合格させられない

第四章 中学受験期の親子関係
・わが子が自信喪失したとき
・受験直前、生活リズムの作り方
・親子が守るべき「三つの『ない』」
・「四大模試」で偏差値はこんなに変わる
・「安全校」は必ず受験する
・勝ちを掴む受験パターン実践例
・中学受験を「終わらせる」のも親の務め
・「全敗」は親のせい

終章 令和の中学受験
・親に求められる「勇気」
・コロナ禍と中学受験
・中学受験は子どもを成長させる

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Posted by ブクログ

受験のすいもあまいもわかる良い本でした。
中学受験に取り組むあいだに、例えば学年が変わったときに、再度読みたい、と思う本です。

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

5年生になり、親としてこれから受験にどう向き合うべきか悩み始めたタイミングで読みました。
我が子のマイペースぶりについつい嫌味を言ってしまっていましたが、これからはポジティブな声掛けでサポートしていきたいと思えました。
目的を失わないよう、残り2年を過ごしたいと思います。

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2023年03月21日

Posted by ブクログ

読み応え十分。元号が令和じゃなくなっても、通ずるものがたくさんありそう。
志望校選びや塾選びについてのポイントから、親のメンタルまで細かくて説明されていて、実際に受験した身としても面白かった。

・勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
・中学受験の主役は子どもだけど「終わらせる」のは親の役
・中受は決してゴールではない

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

受験生の親として、早い段階で読むことが出来て、良かった。本番の2年後にまた読み直して、肝に銘じておきたい。

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

タイトル通り、中受を考えているなら一読して損はない内容。
そもそも中受するかどうか悩んでる人の指針になる内容は書かれていないので他の本が良い。

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

中学受験がなぜ加熱しているのかや、気をつけるべきことなどが幅広くカバーされていて中学受験の全貌がつかめる。
個人的に印象的だったのは、子供に自分で勉強させるか、もし密着指導するなら大学受験までそれを続けるかが必要だという話。
中学受験とは進学の話でもあるが、子供が自立して主体的に学ぶ訓練でもあるという意味で興味深い。

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2023年11月15日

Posted by ブクログ

いまの中学受験市場を塾の経営者の方が読み解いていた。参考になった!

以下、全体を読んで個人的に感じたこと。
20年前の中学受験と比較すると、
①学校の種類が多様になった。偏差値が昔とは違う。特に経営危機に陥った私立女子校が他の学校に買われて共学化して学校改革したところに注目。大学進学先という出口を見るべき
②SNSの普及で保護者が他人と比べやすくなった
③中学受験をする人数が増えて周りと比較しやすくなってしまった
ところに気をつけたいと思った。

特に②SNSの利用に関しては、学校の情報を仕入れるためには良いけれど、一般の受験生の親の投稿を見てしまうと親が比べてしまい、子どもを必要以上に諌めてしまったり不安を与えたりしたりしまうかもしれず良くない影響、で本当に怖いなと思った。
私はSNSをよく見て比べてしまうので特に要注意だが、親が堂々としてブレないのが一番大事。

あと参考になったのは「国語が得意な子の家庭環境」。著書の方はもともと国語の先生らしい。
1.保護者とたくさん会話している
2.絵本がたくさんあり、読み聞かせをしている
3.家庭が新聞を購入している

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2022年03月26日

Posted by ブクログ

令和の中学受験 保護者のための参考書
著:矢野 耕平

中学受験は「六年生の入試本番終了日」までの「期限付き」の世界である。期限付きだからこそ、そこにはいろいろな「限界」がある。甚だ逆説的であるが、この「限界」を十分に意識して我が子に接している保護者の子どもは、中学受験勉強に専心する中でぐんぐんと学力を高められる。

本書にはその理由が以下の6章により説明されている。
①中学受験ブームがやってきた
②中学受験向きの子、不向きな子
③志望校の選び方
④中学受験塾という世界
⑤中学受験期の親子関係
⑥令和の中学受験

人生の成功が何かは正解はなく、人それぞれである。良い学校に入り、良い企業に就職し、良い家族に恵まれ・・。これもひとつの幸せではあるものの、自身の価値観によりそれは大きく変わる。

しかし、幸せな方を選択する余地が広がるのであれば、広がればいいなと思い手助けするのが親心。その親心が正解かどうかもわからず、各家庭によってそれも変わる。

選択肢のひとつとして知っておいても損はない。後で後悔するのであれば、家族で子どもを主役として考えたい。

挑戦するもしないも全ては子どもの成長を助けたい。

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

中学受験をしようかどうか迷っており、参考になるかと思って手に取ったが、ちょっと期待はずれ。著者は中学受験指導の塾講師なので、第1章もほぼ中学受験する前提の書きっぷり。中学受験するにあたって、親の覚悟が必要なことは分かった。
子供との関わり方や具体的な受験スケジュールも載っているので、受験を決意した保護者が読むのには良さそう。

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

中学受験の心構え全般が書いてある本。
受験を考え出したら読むのが良いか。

やる気を引き出すために
の部分を読みたくて手に取ったが、
その答えはなかった、、、
勉強が好きになればやる気が出るとの論法。しかし、そこに持っていくのが難しいことで悩んでいる我が家はどうすれば、、、

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2021年09月22日

Posted by ブクログ

中学受験について書かれた本は初めて読んだ。
ハウツーというより、心構えと最新の情勢について書かれてあり読みやすかった。

大学の合格者数の見方など知っていそうで知らない内容も多々あり。

頭の片隅に中学受験を考えている小学3年生の保護者は読むと大いに参考になるのでは。

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2021年04月03日

Posted by ブクログ

沢山、この手の本を読んだ人達には当たり前の内容で、まあたらしいことは無いかもしれません‥
が、タイトルに偽りなし。”この手の本、どれか一冊だけ読む”としたらオススメできます。

国語に先生なので随所に国語の素養溢れる表現があって、面白いです。

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2021年02月20日

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