あらすじ
クリスマス・イブの夜。貧しいきこりの兄妹、チルチルとミチルは、ふしぎな妖精のおばあさんに「青い鳥を探しにいってくれ。」とたのまれました。「夜の城」「幸福の館」「未来の王国」……。光の精や、犬や猫たちとともにめぐる冒険の旅で、チルチルとミチルは青い鳥を見つけることができるのでしょうか?
メーテルリンクの戯曲『青い鳥』が発表されたのは、1908年。以来、チルチルとミチルの兄妹が「幸福の青い鳥」を探し求める旅路の物語は、100年以上にわたって世界中の人々から愛されてきました。
今回、江國香織氏に新訳をお願いし、「不思議で深遠」とも言われる『青い鳥』の世界を、子どもたちに楽しんでもらえるように訳していただきました。
挿絵は、自在な線と演出技法で幅広い世代から支持される漫画家の高野文子氏。夢と幻想の世界に誘ってくれる高野氏のイラストにもぜひご注目ください。
【あらすじ】
貧しいきこりの子、チルチルとミチルはクリスマス・イブの夜、ふしぎな妖精のおばあさんに「青い鳥を探しにいってくれ。」とたのまれました。こっそり家をぬけだして、光や水や火、パンや砂糖やミルク、犬や猫の精たちとともに幸福の青い鳥を探す旅に出ます。
おそろしいものが住む「夜の城」、二人をねらう木の精や動物たちのいる「月夜の森」、「幸福の館」、「未来の王国」へ--。
はたして二人は、青い鳥を見つけることができるでしょうか。
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Posted by ブクログ
チルチルとミチルが青い鳥を探しに行ったけど見つからず帰ってきて、実は家にいました
幸せはすぐそばにあるのです
というあらすじしか知らないなと思い読んでみた
こんな冒険をしていたんだね
「幸福の館」のパートが好きだった
幸福の館には“贅沢”が、いろんな種類の贅沢がいるんだけど、チルチルの帽子についたダイヤモンドを回すと、幸福の館の隣にある「不幸の洞窟」に行ってしまう
幸福の館は気持ちのいい場所になって“よろこび”がやってくる
1906年に書き上げられた物語だと思えない
名作は時代を越える
優れた表現者は優れた予言者でもある
Posted by ブクログ
ワクワクするファンタジーの言葉の数々にムネが踊ります!
そして青い鳥とは一体?と読み続けて
最終的には飼っていたキジバトでした。
この解釈について、「幸せは身近にあるもの」というものがよく見かけられますが、
キジバトって、最後逃げてしまいましたよね…。
そのため、個人的には、青い鳥は幸せを感じられる人、目に見えないものを大切にする人の証と解釈しました。
青い鳥は幸せを感じられる人にしか見えない特別なもの。
そしてそれは実は、見ようとしないだけで、
そこらへんにたくさんいるのかもね?
なんて思いました。
このネットの現代だからこそ、心にとても響く本です。
目に見える評価だけをみるのではなく、
本当に自分が良いと思ったものに正直にいたいと思いました!