あらすじ
千代森家の跡継ぎ・伊月と付き人の芳野は、身分差とすれ違いを乗り越えやっと心と体を繋ぐ。
しかし、その関係を知った旦那さまの環は激昂し、2人の仲を引き裂こうと伊月と芳野をひどく痛めつける。
それでも互いを想い合う2人の姿に心が千々に乱れた環は、家督を譲り田舎生活を始める。
そこへ、因縁の相手・結城が現れる。
幼い頃、真似事のように未来の契りを交わした環と結城は、身分違いで同性という壁に阻まれた過去があり・・・
【収録作品】
踊る阿呆と腐れ外道 第伍話~第玖話
ラストダンス(やわらかい日差しの中で)[描き下ろし]
★単行本カバー下画像収録★
【電子限定で描き下ろしの5ページ漫画が収録されています。】
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匿名
切なく美しい
こんなに、切なくて美しい恋愛があるなんて。。
お互い愛し合っているのに、社会の波に埋もれ結ばれずもがき苦しんで生きてきた。
最後には、ユウキは自分の責任を果しやっと環に想いを伝えお互いの気持ちに素直になり結ばれるシーンに涙が止まらなくなった。
胸に突き刺さる作品でした
下巻は上巻の結末と、千代森環の話が書かれいました。
この、環の話がもう胸が引き裂かれるような気持ちになりました。時代背景の中に、お家柄や同性愛の難しさなど、本当に辛すぎる。。
メリバのようななんとも切ない結末。
でもお互いの気持ちが通じ合い、環が笑顔で結城と話している姿がホントよかったねって。
電子限定の書き下ろし5pは必見という事で、電子も購入。ホントに環が切なすぎる。
ずっと、胸に刺さって抜けない。素晴らしい作品でした。
Posted by ブクログ
上巻は「ふーん」て感じだったけど、下巻が圧倒的。
最後まで読んだあとでタイトルを読み返すとなかなか深い。
あの時代、あの立場だったら「腐れ外道」と罵られなければかなわない恋だったのだろうな…
匿名
幼い頃から、ずっと想いあってたんだね。
昔は同性で結ばれることに対して理解が、うすかったのかもね。
最後に気持ち確かめあって、結ばれてほんとによかった。
匿名
雰囲気がとても良く、素敵な作品でした。
伊月芳野が結ばれた分、旦那様と結城さんの切ない関係がとても苦しかったです、、
嫌な人かと思っていた旦那様の一途な姿に心が打たれました。
泣ける
これはもう、環が主役ってことでいいのでは?ってくらい、環がとてつもなく可哀想で切なかった!
結城の環への想いが描かれた回で、昔から環と結城が両思いであったことがわかったけど、どうにもやりきれなくて。
結城はさあ、子供ができなかった15年の間に奥さんとの関係を精算して環のもとへ行くべきだったよねぇ。子供ができてしまったいま、これから一生奥さんと子供に偽って環との関係を続けるんだよね…。奥さんと子供が不憫すぎる。
でも、環のことを思うと、環に会いにいくのをやめないでほしいと思うし…。
環が伊月との関係をうまく築けていたら、環と伊月が幸せになる道もあったんだろうな。とも思えたよ。伊月と芳野のことを思うとありえないことだけど、それくらいとにかく環に幸せになって欲しい! 日陰の身として結城と繋がり続けるなら、どうか周囲にバレないように、穏やかな生活が送れますように。
下巻の電子限定5p漫画がこれまた良くて😭泣けた😭