あらすじ
政略結婚で嫁いだものの8年ぶりに母国に出戻ることになった元王女アデル。降嫁先となったのは少女の頃、淡い思いを抱いていた年下の騎士ルイスだった。幼かった面差しは凛々しい美貌の騎士へと成長していて驚いてしまう。まさかの相手に、これは偽装結婚? もしやお飾りの妻!? 恋愛小説好きなアデルは妄想が止まらないが――「ずっとアデル殿下のことをお慕いしていました」ちょっとずれた思考の元王女と堅物騎士が初恋を実らす、王宮ラブコメディ!
※サイン版との重複購入にご注意ください。
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変わってるけど面白い
御令嬢モノでも変人系のヒロインているけど、これもその類いですかね。
本が大好きで、とにかく妄想が凄い。
なので「好きだ」と言われても「復讐をしたいのね」
だの「ほんとは他に想いあってる女性がいるのに、無理矢理…」だの、なんせ話をそのまま素直に受けとらないんですが、その思考が面白い。
思わず「いやいや、なんでそうなるのw」ってツッコミたくなります。
ヒーローもヒロインも周りの人もみんないい人。
本編は短め。 ハラハラドキドキや、裏切りとか陵辱とか、そんなん全く無いです。平和。
(すれ違いや別れはある…か?切ないとかではけして無いw)
でも面白かった。購入して良かったです。
大変よい。
作家さん買いですが、大変気に入りました。
大変よいです。
優しくてかわいくて切ないお話。
王女としての矜持を持って責務を果たすアデルの人柄も素晴らしく魅力的で、妄想癖がすごくておもしろかったです。
妄想力の強さには『LIFE!』という映画を思い出しました。
ルイスもすごくかっこよくて、かわいくて一途で、もう結婚したい。
再会して涙がを流すシーンがすごく印象的でした、
また、アデルの贈り物のセンスはすごくおもしろかった!
気持ちは分かる。私も候補に入れると思う。でも実行するときの思い切りのよさはアデルの持ち味ですねぇ。
すっごく笑ったし、かわいくてみんな抱きしめたくもなりました。
何度も読みたいお話でした。
よかったです
妄想癖のある王女様と見た目は立派なのに純粋な騎士様。色々あって8年はなればなれで過ごした後、初恋を実らせて結婚したのに、なぜか斜めの方向にこじれる2人。王女様の妄想がしれっと本文に紛れ込んで「あれ?」となる場面が多々あります。笑っちゃうんだけれどなんだかじーんとしてしまうステキなお話でした。
ハッピーエンド
王女として嫁ぐために、お互いに想いあっていたのに結ばれなかった2人。少年だった騎士ルイスは嫁いでいく王女の願い通り騎士としての地位を獲得し、数年後に王の崩御により出戻った王女アデルと結婚することができ順風満帆と思いきや…(?)ルイスはアデルを想うあまり空回りし逆に不安にさせてしまいますが、ちょっと妄想が入りながら想いを素直に伝えるアデルの行動で結局は丸く収まります。読んでいて楽しい作品でした。
匿名
妄想がぶっ飛びすぎ
別サイトでコミックの試し読みをして、こちらを購入しました。
初恋同士の2人が時を経て結ばれる素敵なお話で、ルイスの真面目さと一途さにキュンとさせられるのですが、アデルの妄想が極端すぎて少しモヤっとしました。
でも全体的には、お互いを思いやる2人が誤解を解きながら夫婦になっていく姿は、読んでいて楽しかったです。
Posted by ブクログ
表紙からは堅物だけど頼れる騎士様という感じのルイスだが、年下かつ初恋をずっと拗らせてきたため女性経験もなく、頻繁に感極まって泣いちゃうワンコ系。
アデルも作中で言っていたが、随分可愛らしいヒーローである。
この表紙の凛々しい、包容力ありそうな彼はどこ行った。
アデルは恋愛小説好きが過ぎるため、妄想力も半端なく、恋愛小説あるあるネタを今の状況に置き換えた妄想を頻繁に繰り広げてくれるため、終始平和な筈の日常がややこしい事態に発展するという。
片や恋愛経験皆無で言葉も圧倒的に足りない年下ワンコ。
片や恋愛小説で仕入れた膨大な知識のせいで妄想力半端ないお姫様。
そりゃ、分かり合うには時間が必要になる。
折角お互い初恋同士で夫婦になれたというのに、また決して邪魔するライバルやら事件やらが起きる訳ではないのに、勝手に二人の間で問題を作っちゃって、勝手にすれ違っているという。
それに付き合わされる周囲も大変そうだ。
初々しいんだけどね、本当に初々しいんだけど。
ルイスは初心者だからさておき、アデルはその逞しすぎる妄想力をどうにかしてほしいものだ。
途中から「またかい」と読んでいるこちらが少し苦痛になるほど。
平和な日常があれでは崩れるぞ。
子どもが生まれてからは多少落ち着いたようだが……
番外編や後日談も豊富なので、夫婦仲は大丈夫そうだが、両想いなのに価値観がすれ違っていることがちょくちょくあるので、ちょっと心配でもある。
本当に、引っ付いたのが奇跡のカップルかもしれない。
せっかくのストーリーなのに
出戻りの王女と年下の騎士の幼い恋が叶う、なかなかドキドキなストーリーなのに、本好きなキャラクターたちが読んでいる物語の内容が今どきすぎて、せっかくの世界観が壊れてしまっている気がします。しかも、空想が行きすぎて、本筋が追いにくいです。
これらをカットして、王女の妊活後の話をいれてほしかったです。