あらすじ
ジョー・パイク、海兵隊あがりの元警官で、現在はロスで私立探偵を営んでいる。銀行の帰りに窓口で応対してくれた女性イザベルが拉致される現場を目撃、見過ごすことはできず、追跡して彼女を救い出す。二人組の犯人を警察に引き渡し、一件落着と安心したのも束の間、なんと二人組は保釈されてしまった。それを知ったイザベルは、犯人が再び自分を狙うのではと恐れ、パイクの電話にメッセージを残すも失踪する。だが、二人組は保釈直後に何者かに殺されていた。パイクは相棒コールの助けを借り、イザベルの行方を追うが……。実力派の著者最新作。/解説=若林踏
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Posted by ブクログ
コール&パイクシリーズ、現状翻訳版では最新作。
今回は傭兵あがりの寡黙な男パイクが主人公。無口で強くてカッチョ良い、愛車がジープってのも似合ってる。(相棒のコールはコルベットってのも似合ってる)
助けを求める女性依頼人(気は強いが暴力沙汰は素人)を助けるマッチョなバディ、このご時世では叩かれることにもなりかねないような前時代の設定、悪いが俺は大好物で、そういやスペンサーしかり、ジョー・ピケットしかり。
そんな俺がこのシリーズ、この作品を外せるわけもなくて、案の定無我夢中で読んでしまった。
バディと依頼人たちも良いが、悪役たちの右往左往ぶりがエエ味出していて、読ませ処になっている。
Posted by ブクログ
ジョー・パイクシリーズ第二弾。
きっかけはどうあれ、
またもや女性を守るために闘うジョー・パイク。
平凡な銀行テラーの彼女は、
証人保護プラグラムを受けた両親の娘だった。
一度は誘拐されかけたところをパイクに助けられたが、
再び誘拐される。
エルヴィス・コールとジョン・チェンの助けで、
彼女の居所をつきとめることができるのか。
市警の科学捜査官ジョン・チェン。
日本のオタクとは違って、生身の女の子に興味があるギークだし、
そのためにお金にも昇進にも執着していて、
決してカッコいい男ではないのだが、だんだん気になってきた。
パイクのために命がけではないにしろ、
職をかけて調べものをして頼りになっているからか。
とうとうばれてクビになってしまった日には、
少なからず動揺した。
もちろん、最終的にはコールが口添えして復職できたが。
ローレンス・ソベックという男が殺人事件でパイクと知り合ったらしいので、
その事件(”L.A. Requiem”?)を翻訳してほしい。
Posted by ブクログ
容疑者から続けて4作目。もうすっかりワンちゃんは登場しない。偶然さきほど応対した女性銀行員が誘拐されるところをパイクは助ける。そしてその女性から携帯メッセージをもらい折り返すが連絡がつかない。相棒と協力しながら、彼女の調査をすると、どうやら既に亡くなった彼女の両親は証人保護プログラムを受けていたことがわかる。そして、母親は大金を犯罪者から掠め取っていた疑いが。拉致された彼女をなんとか見つけて隠れ家に保護するけど、なんと間抜けな彼女は、友達に隠れ家を教えてそこから誘拐犯に見つかる。とにかく彼女が命を組織から狙われているのに間抜けすぎて、自分から墓穴をほっていく。間抜けがいるから事件がすんなり解決せずいろいろハラハラドキドキの展開になるのは、好きなストーリーではないな。