あらすじ
短大卒、コネなし、資格なし。アメリカ帰りの青年が、派遣のヘルプデスクからたった10年で社員3万人グループ企業の執行役員まで駆け上がったアンビリーバブルな成長物語。ブロークンイングリッシュと独学のI Tスキルを武器に著者は出世していきますが、重要なのはスキルだけではありません。
周囲に頼りにされることに喜びを感じ、世界中の仲間とプロジェクトを進めることに生きがいを感じる著者の考え方にこそ秘密があったのです。それぞれの段階で学びを得ながら成長していく著者のストーリーを追体験することで、読者は知恵や勇気を得られるはずです。
高校を卒業後、なんだかんだで、5年間もアメリカにいた。アメリカの単科大学は卒業したが、日本での最終学歴は高卒。多少、独学でコンピューターに詳しくはなった。また、英語が多少話せるようになった。と言っても、音楽仲間に向かって「よう!」と話しかけるようなブロークンイングリッシュで、ビジネスで使える代物ではない。
ここから、いかに這い上がるのか。そういう作戦を、ゆっくり練りたいと思うものの、そんな悠長な時間はない。ただ漠然と、「得意のITの知識を生かせる仕事につきたい」。それぐらいしか、頭に浮かんで来なかった。
(「第1章」より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人生は抜け道があって、それを探せないのは行動力が足りないせいだ、と思っていた。
アメリカでは日本食レストランでは働かない=日本人コミュニティに魂を売ってしまう
英語は使えば能力が上がる。英文メールは、コピペしてネイティブの表現を使う。
自分の能力の1.5倍の仕事を振られ続ける。
外資系企業は日本の10倍学歴主義。ITだと博士号必須。
出世のカギは、丸投げされること。
靴は3万円、スーツは10万円。
根回し2.0。関係ない人にも事前に根回し、自分ではなくチームの手柄にする。上司をうまく巻き込む。僕の仕事ではなく僕らの仕事にする。
外資系コンサルとの仕事について。
Posted by ブクログ
与えられた仕事に付加価値を付けて丁寧にこなしていくことで評価が得られると学ぶことができた。チャンスは運ではなく自分から掴みとるものだ。役職、学歴関係なく社会で成功した実話。著者の仕事に対する志が参考になった。