あらすじ
トランプ現象、パンデミック、不平等……。ハラリ、トッド、ピケティ、サンデルらの目に映る今の世界とは? 必読のインタビュー集!
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Posted by ブクログ
哲学者やジャーナリストなど16人のインタビュー集。人と会う機会が減る中でもいろんな人の意見を知りたくて、読んだ。
マクロン大統領への批判をみると、日本人からして良く見えるヨーロッパも、私が知らないだけでどこか脆いのかもしれない。どの国においても、政府の対応を見守るだけでなく、監視する必要があると思った。
COVID-19をきっかけに浮き彫りになった国の、世界の問題。それを見つめ、今後どう生きていくかを自分に問いかけていく日々が続くと思う。考え続ける必要性をジジェクも語っていた。
フランスに「レジリエンス」を広めた精神科医シリュルニクによると、ロックダウンの意味を理解しその影響を小さくするために、心を保護してくれるもの(趣味、好きなものなど)を持っているかが重要。これには同意する。精神が弱ると、好きなことも素直に楽しめなくなるほか、視野が狭くなる。自分で自分を追い込んでしまう。その果てには。してしまったことをなかったことにはできない。過去には戻れない。
シリュルニクとコーエンが競争の価値観に否定的だったり、コーエンとジジェクが成長は無限ではないとした上で、質素な暮らしを受け入れていく必要性を示唆していたりと16人の意見は一部共通しており、そこも読んでいて興味深かった。