あらすじ
悪しき記憶を切除する技術をもつ異星の訪問者により人類は生まれ変わった……。表題作ほかアジアの工場で過酷な労働に従事する少女の不思議な体験を描く「ランニング・シューズ」など、現代SFのトップランナー・リュウによる第三短篇集『生まれ変わり』から12篇を収録した傑作集
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Posted by ブクログ
やっぱりケン・リュウは天才!訳者が3人いるので、読みやすい訳と、日本語の文章が下手な訳との差がわかってしまう…。ビザンチン・エレパシーは話自体はめちゃくちゃ面白かったけど、訳が日本語としては語順が変でわかりにくかったり、直訳的すぎて意味がとりにくかったりする箇所が多くて残念
好きだった話
・化学調味料ゴーレム。人類が宇宙旅行をするようになってもアジア系の親子あるあるが変わってない。宇宙船に忍び込んでたネズミたちを、神の導きによってゴーレムで捕まえる話。
・闇に響くこだま。盲人の武侠とソナー技術のマッシュアップで短編小説が書けるの天才だと思う
・ビザンチン・エレパシー。アメリカが「理性的」と評してるものは詰まるところアメリカのヘゲモニーを守るための都合のいいお為ごかしにすぎない…これに理性的/感情的という二項対立ラベルを貼るのが違うというか。理性的を標榜してるソフィアも結局は感情的で、自己欺瞞でそれに蓋をしてるだけではないかと思った。そして、どの民族紛争にエレパシーを傾けるか問題と、ビットコインのブロックチェーン技術の話がからんだ小説になってるという構成がすごい
インターネットに意識がアップロードされるようになった新人類、というテーマの話が多かった。
隠娘は、インスピレーション元になってる民話があり、「黒衣の刺客」という映画になってる。