あらすじ
前世が、日本人の地味な「喪女」ＯＬだったヴァレンティナ。その前世の記憶のせいで婚約破棄された彼女は、以来、領地にひきこもり内政に励んでいた。そんな独身街道をひた走るヴァレンティナを心配した姉は、彼女を若い男女が集まるパーティに参加させる。ところがそこで、華やかな女性遍歴を誇る十歳以上年上の騎士に襲われてしまった!! どうやら、彼にもやむにやまれぬ事情があったらしく、己の所業を悔いた彼は、責任をとってヴァレンティナと結婚してくれることに。義務感からの結婚を申し訳なく思った彼女はなるべく彼の邪魔にならないようにしようとするのだが、予想外に旦那さまに愛されているようで――前世持ち地味令嬢と華麗なモテ騎士さまの甘々新婚ストーリー！ ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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エロおもしろかった！
最初がエロシーンだったので、一瞬ぎょっとしましたが、もんのすごくおもしろかったです。
エロも満載ですがそれ以上にキャラクター達のドラマがものすごくおもしろかったです。
よく練られたお話だという印象でした。
どの人物にも共感できるし、興味がわきました。
こういう作品はめずらしいので、出逢いに感謝です。
この作家さんの作品をもっと読みたいと思います。
値段の割には内容が薄い
高評価なので期待したのですが期待外れでした。
まず前世の記憶持ちが珍しくない世界ならヒロインのような令嬢も探せばいてそう（実際ヒーローの副官も記憶持ち）。ヒーローがそこまでヒロインにべた惚れになるきっかけがほぼ語られていないので、いきなり始まった結婚生活の溺愛表現に置いてけぼり感があります。何が良くてモテモテのイケメンで地位もあるヒーローが地味で平凡な外見のヒロインに惚れたのか終始謎でした。
副官がヒロインの良い所を列挙しヒーローがヒロインにべた惚れの理由を言うのですが、それも数ページのやり取り。そこに至るまでの経緯を読み手としては知りたかったです。理想だから惚れた、では薄過ぎます。
また冒頭の人物紹介に出ている悪役令嬢ですが、後半になってちょろっと出て終わりです。ならそこまで紹介などいらないです。悪役成敗が目的でないなら母と兄の暗殺とかもいらないです。
何に焦点を置きたかったのか謎でした。
溺愛だけに焦点を置きたいなら成功でしょうが、そこに持っていくまでの感情のやり取りが皆無なので理解に苦しむ。
値段を考えれば買ってまで読む価値はない作品だと思います。
