【感想・ネタバレ】赤ちゃんのための補完食入門のレビュー

あらすじ

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突然ですが、「補完食」ってなんでしょうか?
補完食とは、WHO(世界保健機関)が提唱している、科学的な根拠に基づいた、赤ちゃんの成長に必要な栄養を補う食事のことです。
日本でいうところの「離乳食」なのですが、従来の離乳食とは少し異なる点があります。例えば、離乳食は主に月齢を目安に1回食、2回食……と食事の回数を増やしますが、補完食では1日2回の食事からスタートするよう勧められています。(中略)この本では、補完食ってなんだろう? というところからスタートして、日本の離乳食との違いや長所短所、その考え方を解説しています。
(「はじめに」より)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この1冊で補完食(離乳食)の疑問がかなりクリアになった。人に勧めたくなる良本。
「生後6ヶ月から鉄不足になる」というデータがありながら、生後5~6ヶ月から使用できる鉄強化BFがほぼ販売されておらず、「????」となっていたが、日本の文化的側面のことを知って、ある程度納得した。海外製BFの使用も視野に入れていきたい。

以下共有用メモ↓

「離乳食」:母乳等から幼児食に移行する過程。母乳等から食事へ置き換えるイメージ
◎日本食に合っている、皆やってる安心感、参考情報多い、細かく決まっているが故に悩まない
△情報が細すぎて振り回される、栄養の視点が少々かけている、母乳を早く辞めた方がいい風潮がある

「補完食」:母乳等だけでは足りない栄養を補完する。母乳等がベースで、食事を足していくイメージ
◎母乳をやめる必要ないが故に食事の進みが悪くても前向きになりやすい、細かい決まりがなく理解しやすい
△情報が少ない、決まりが無さすぎて困る、日本の食材BFでは限界があるかも

・10倍粥に拘る必要なし。母乳の約50%のカロリーであるため。「すすることが出来ない濃さ、スプーンを傾けても落ちない程度の濃さ」推奨。お粥は早めにステップアップ&食事回数を増やしていくとよい。
・母乳を控えなくて良い
・時期による食材の決まりは無い。
食べやすい形状に加工でき、栄養豊富で手に入りやすく使いやすい食材を与えることが重要。
・鉄分不足において、生後4ヶ月から補完食をスタートさせても、生後6ヶ月スタートでも、特に利点も欠点もなし。あまり早くから与えても利点なし。 早すぎると哺乳反射で口に入ったものを下で押し出してしまう。
・逆にスタートを遅らせるのは△。焦らなくていいけど遅らせすぎないように。
・補完食を進めるスケジュールは離乳食と同様でOK。
・回数は、進み具合を見るのではなく、「赤ちゃんに必要な栄養を補うためにはどうすべきか?」を考えることが大切。
とすると、ある程度の量を与える必要がある。ただ、別に急いで2回食へ進まなくても大丈夫。大変だし。
・授乳と補完食、どちらが先でもOK。お互いにとってやりやすい方法で。
ただし4~6ヶ月は母乳が先を推奨。分泌量を減らさないため。成長曲線範囲内ならOK。
・母乳だと鉄分が足りないからといって、ミルクへ切り替えるのは早計。母乳は長く続けたほうがよい。
・1回1回の食事量に一喜一憂しなくてOK。
・薄すぎると母乳とのエネルギーギャップが生じる為、ある程度濃さが必要。食べにくそうなら水分多くしてOK。
・赤ちゃんが貧血状態を訴えることはない。顔色や血液検査などでようやくわかる。
鉄欠乏は神経運動発達系への悪影響を与える可能性がある。
・ヘム鉄と非ヘム鉄では吸収率4倍ほどの差。ヘム鉄を意識的に取り入れたいが、どちらもバランスよく。
・非ヘム鉄を与える場合は、ビタミンCや動物性たんぱく質も同時摂取が望ましい。
・鉄分強化BFを賢く使うのもOK。ただし日本製だと6ヶ月初期にしようできるBFはほぼないかも。海外製ならある。
・乳児期に牛乳を飲むと鉄欠乏性貧血になるためNG。フォローアップミルクの使用を検討するくらいなら、栄養面からミルクを使う方がよい。
・鉄分豊富だから…といってレバーの摂りすぎに注意。ビタミンA過剰摂取になるため。
野菜に含まれるのはプロビタミンA(βカロテン)なので過剰症の心配なし。
・ビタミンDの摂取は、しらすいわしキノコ卵黄。日光浴は夏場10分、冬場1時間。
・食前口周りにワセリン
・魚は白身魚でも赤身でもOK。アレルギー、食中毒、調理特性、脂質の量の視点から特別白身魚がよい理由はない。
・卵は栄養素の面で、卵黄から。
・野菜ペーストは補完食として考えた場合、水分少なめが望ましい。
・特定の食材を早くから取り入れない方が良い理由が「消化に負担がかかるから」なのは、エビデンスに欠ける。日本で初期から肉が使われないのは、文化的側面が大きい。
肉を無理に与える必要はないけど、日本では鉄強化食材が少ない以上、栄養保管のために肉はぜひ活用してほしい。
・食品の種類よりも「この食べ物を問題なく飲み込むにはどう調理すべきか?」に注目する
・最終目標:家族一緒に同じ食卓で同じものを楽しく美味しく食べられるようになること!

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2025年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良書。すぐ読んで売ろうと思ってたけど、しばらく保管を決定。出典が明確でエビデンスに基づいて書いてあり、信用できる。

離乳食と補完食の違いが明確になり、補完食の考え方がわかった。
基本、不足している栄養素を意識して食べさせる離乳食ってイメージになったかな…(量とか密度とかが補完食の方が多いけど…)

これを読んで、全然食べない息子に合うのは栄養をよく考えた離乳食を母乳ベースで進めていくことかなと思った。


下記はメモ。
・厚労省の出している「授乳・離乳の支援ガイド」は直近2019年に改訂されており、その前のバージョンは2007年。
→鉄不足の記述について、2007年では9ヶ月、2019年では6ヶ月(完母)と表記されている

・口腔発達、それぞれの時期について(写真でメモ)

・赤ちゃんの胃の容量 = 体重 × 30ml
補完食では、生後6-8ヶ月だと200kcal補完が必要→1kcalが1gと考えても1回の食事では取りきれず、2,3回に分けないと…という考え方。
(うちの子、いっぱい食べた日で10gだなぁ…)
ちなみに母乳は0.8-1.0kcal/gらしい、3倍がゆで1.02kcal/g、5倍がゆ(全粥)で0.71kcal/g

・母乳では、鉄・ビタミンD・ビタミンKが不足しがちだが、感染症や病気のリスクを減らす(未だに母乳中の全ての成分はわかっていない。(!))
栄養面では6-12ヶ月児に必要なエネルギーの半分を、1-2歳児に必要なエネルギーの1/3を母乳で補うことができる。WHOは少なくとも2歳までの母乳育児を推奨

・補完食は0.7-0.8kcal/gを超えるものがエネルギーの観点でのよい補完食。生後6-8ヶ月児のエネルギーギャップは200kcal(エネルギーギャップは写真メモ)

・補いたい栄養素は鉄、亜鉛、ビタミンA、カルシウム、ビタミンD。特に鉄は補いにくいのに神経運動発達系に悪影響を与える可能性・貧血になる可能性があるので注意。

・吸収率のよいヘム鉄(動物性食品)を取るか、ビタミンC・食肉タンパク質とともに非ヘム鉄を取るか、鉄強化食品を取り入れるとよい

・ヘム鉄20%、非ヘム鉄5%前後だが、非ヘム鉄は一緒に食べる食事によって吸収率が変化する。吸収率は足し算式。ビタミンCで+5%、食肉タンパク質で+5%

・男児は鉄を5.0mg/日とることを推奨(日本人の食事摂取基準)※ちなみに母乳中0.35.mg/1L(母乳中の鉄吸収率は45-100%)

・フォローアップミルクの食品への利用も良いが、亜鉛や銅が入っていないので、普通のミルク利用で良い。

・亜鉛は鉄が多い食品には一緒に入っていることが多い
・ビタミンAは脂溶性ビタミンで、取り過ぎると体に溜まってしまうので注意。(特にレバー注意)
にんじん等のビタミンAはβカロテンでビタミンA不足時にビタミンAになるから大丈夫。

・味付けは薄味で。乳児のナトリウム摂取の目安は1.5g/日(日本の食事摂取基準)

・日本人は摂取カルシウムの17% は野菜からとってる

・ベビーフードだと薄いから、ミルクやおかゆパウダーを足して、濃くするのもあり。

・1-2才の幼児食については、口腔発達に合わせる。奥歯ですり潰すことができない→硬い物・弾力のある物・皮が残る物は難しい。塩分は、1-2歳で食塩3.0g/日が目安

・消化に関して、脂質が多いと下痢をするから、そこまで行くほどには食べさせない、くらいの考えでOK。肉が中期等になっているのは、食の文化の影響。(授乳・離乳の支援ガイド策定議事録より)

【補完食の意識】
・1日1回はヘム鉄を多く含む食材をとりいれる
・非ヘム鉄を多く含む食材はビタミンC、動物性蛋白質も同時に
・足りない栄養は間食(補食)で補う工夫を

単語メモ
・日本ラクテーションコンサルタント協会
・佐久医師会「教えて!ドクタープロジェクト」




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2022年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

離乳食という概念に拘らず、
日本の離乳食の知識も活かしながら
海外の補完食の考え方も取り入れることで、
子供に不足する栄養素を摂取させることができる。

補完食の考え方を知ると、
何ヶ月には何回食、というのではなく
子どもの成長に応じて食事を与えれば良いと気持ちに余裕ができた。


●取り入れたいこ
鉄補給の重要性
 鳥レバーを取り入れる。
 オートミールを主食に取り入れる。(お粥より簡単そう)

食パンは塩分が多い 

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2021年01月26日

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