あらすじ
初めは点だった。
いじめられっ子の高校生、武田俊(たけだ しゅん)は強引にやらされたイカサマ麻雀で危険牌を見抜き、不良達の思惑から逃れることに成功する。
そんな俊の能力に気付いた同級生の山口愛は、代打ち集団ZOOに俊を参加させようとするが、ZOOの園長こと風間巌は拒否する。
入団を諦めさせようと風間巌が設定した武闘派ヤクザとの対局で、一度は入団を諦めた俊だったが、俊の中で何かが覚醒しはじめていた。
点はおぼろげながら線になり、面になってゆく。
『近代麻雀オリジナル』で連載され、Vシネマと映画で2回実写化し、アーケードゲーム化、家庭用ゲーム化、パチスロ化など、絶大な人気を誇った「兎-野性の闘牌-」の第1巻!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
高校生代打ち集団「ZOO」動物の名を
コードネームにし若さ故の感性でのし上がってきた。
そんな彼らの生死をかけた麻雀バトルが始まる・・・
麻雀マンガはよく読むほうではないが、
ツキを全面に出さない理論派タイプもあれば
運が全面にでたこんなん実際ねーよと
いいたくなるようなタイプもあると思う。
まあ見てるほうは気持ちいいかもしれないが。
このマンガは後者でそれぞれが色染めや
速攻というような特殊能力を持っている。
で、主人公の兎は振り込まないという逃げ腰なれど
ある意味最強な能力を持って自身の成長とともに
強くなっていく様は見ていて楽しい。
麻雀マンガなどともすれば親父臭いキャラ満載だろうが
このマンガは高校生メインということで絵も
あっさりしてなおかつ美形な感じ。
まあ普通じゃない高校生の集まりということで
ぶっちゃけ高校生には見えないんだけどね。
シャモアやフェネックの天才ぶりの描写とかは
結構好き。ヒロイン的なユキヒョウには
正直あまり魅力を感じないがなあ。
敵サイドも魅力的な人が多く渋オヤジファンにも
いいかも。高校生代打ちというぶっとんだ設定を
よく生かしているとは思う。