【感想・ネタバレ】約束の猫のレビュー

あらすじ

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猫たちが、そばにいてくれる。人間を愛して、そばにいて、見捨てずにいてくれる。
収録作は猫にまつわる作品のみ! オールカラーでおくる短編集。

大人気作家・村山早紀の書き下ろし作品を含む4つの短編に、数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。『春の旅人』『トロイメライ』に続くコラボレーション第3弾は、すべてが猫と人間の物語。
オールカラー・全イラスト描き下ろし。

【収録作品】
4匹の猫が、あなたのもとへ。

「七日間のスノウ」
小学生の真実ちゃんは、公園で真っ白な子猫を拾い、秘密の隠れ家で育てようとするのだけれど......。

「五千年ぶんの夜」
引っ越してきたばかりの街。わたしは出会ったばかりの猫と一緒に、人間と猫の歴史を調べはじめた。

「春の約束」
みいこは、久しぶりに訪れたおばあちゃんの家で、あるお話を聞きます。それは、昔この家に遊びに来ていたという猫のお話でした。

「約束の猫」
頭に星の形の黒いぶちがある「星子」という名前の猫と、大切な「お父さん」の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきで子供向けの作品、と著者は書いていたけれど「死」「出会いと別れ」というテーマに誠実に向き合っていて大人も十分楽しめる短編集。

特に「約束の猫」という章が12月にピッタリ。子猫を拾ったお兄さんとの出会いのシーン、時が流れクリスマスのシーンの挿し絵も含めて良かった。

雪や花びらのように優しさが積み重なっていく一冊。

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2021年12月30日

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