あらすじ
カルト的人気 狡猾俳優×弄ばれるパパラッチの駆け引きシーソーゲーム!
超人気俳優・本田龍のスキャンダルを撮った記者のマナトは、その本人に捕まってしまう。男でも見惚れる容姿と風格。しかし、上品な外ヅラとは真逆の狡猾さを本田は持っていた。「これが口説き方だ」とうそぶく本田に、ろくな抵抗もできないままマナトは処女を散らされる。さらには、その姿を撮影されて―――!?
【紙&電子共通応援書店ペーパー収録】※こちらは【通常版】です。【小冊子付き電子特装版】もございますので、お間違いないようご購入ください。
とにかく美しくて緻密で、エロティシズムあふれる絵柄に釘付けになってしまう、芸術作品のような一冊。
多くの女性を魅了してやまない人気俳優・本田龍の高すぎる顔面力に圧倒され、無自覚天然魔性のカメラマン・真夏斗の少年のように無邪気な表情に心震わされ、最初から最後まで目が幸せ……。みっちり描き込まれた筋肉の筋や血管、西本ろう先生らしいシズル描写にうっとりしてしまいます。
偶然出会った本田と真夏斗が、ひょんなことから体を重ねるうちに心も惹かれていき……という王道ストーリーなのですが、ありきたりな王道ではなく、研ぎ澄まされた王道。意外性やケレン味に頼ることなく、読者をグイグイ引き込む展開はもはや“帝王道”と呼びたくなるほど。
これまでは、機能不全家族と禁断の愛をテーマにした『Two sides of the same coin』(プランタン出版)や、親友同士がとある事故をきっかけに共依存関係に陥っていく『トワイライト』(プランタン出版)など、ずっしりとした読後感の作品が多かった西本先生だけに、シリアスさはありつつもストレートな甘さを湛えた本作は新感覚。でも、物足りなさを全く感じないのがすごいです……。
本田の顔面から放たれるイケメン圧もさることながら、「#褐色肌 #ドジっ子 #純情 #世間知らず #下戸 #すぐ泣いちゃう #でもえっち♡」という性癖ハッシュタグてんこ盛りな真夏斗の魅力にも要注目! 孤独なイケメンの心を開くことができるのは、魔性の天然受けだけなのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
狡猾な二世人気俳優×弄ばれるドジっ子パパラッチ 。
超人気のイケメン俳優の本田龍が、芸能記者のくせに自分のことを全く知らない真夏斗と、夜の街でたまたま遭遇するところから物語は始まります。
正反対の2人、芸能人、身分違いの恋がキーワードです。
とにかく、キャラのビジュアルが神。もちろんストーリーもラブありエロありで良かったんだけど、本田龍が超人気俳優そのもののカッコよさと男の色気と完璧な肉体美を具現化していて、見惚れました!
いくら真夏斗がノンケの彼女持ちでも、これは堕ちるのも無理ないよねと思ってしまうレベル。
たくらみ系の俺様攻の龍が、真夏斗に仕掛けるワナに萌えまくりでした。
龍の仕草とか、目つきとか、言葉とか濃厚な色気が漂っていて、ドキドキものでした。
一方の真夏斗はドジっ子なところもあったりするけれど、カメラマンとしての仕事にひたむきに向かい合っていたり、自分の気持ちに正直であったりと龍とは正反対の気性の持ち主で、ずっと自分を押し殺して偶像として生きてきた龍に、強力なインパクトを与える存在になっていきます。
出会いはスキャンダル目当てだった真夏斗と、そんな彼をからかい半分で弄んだ龍が、どんどん本気の恋に真剣にのめり込んでいくところに萌えました。
ラブとエロのさじ加減が程よくて、満足な一冊でした。
かなり濃い絵です。
すっごく絵が巧い作家さんだとは分かるけれど、かなり濃い絵なので、若干ストーリーが読み難いという点で☆4にしました。
個人的には好きなタイプです。
すごく色気が悪します。記者くん、おバカというわけではないんだけれどもお人好しだなあ。龍は事務所の力があるとはいえ、最初はハラハラしてしまった。マナトみたいなお人好しじゃなかったらどうするんだ?大丈夫か?って。
Posted by ブクログ
半ばまで、どこぞのレディコミかと。攻めが受けに対して可愛く?なるところらへんからBLの感覚がでてきた。
俳優としてもっと打ち込んで演技したいのに外見だけの評価にくさくさしている攻め。鬱蒼としていところにパパラッチの受けがいきなり懐に飛び込んできて、攻めの刺激材のような存在に。攻め自身、自分像を壊してほしいかのようにスキャンダルを提供したり…。
いやードラマティックです。最初こそレディコミ?と思ったくらいでしたけど、
しかし最後は映画を見終わったかのような余韻が残る。
Posted by ブクログ
▼あらすじ
超人気俳優・本田龍のスキャンダルを撮った
記者のマナトは、その本人に捕まってしまう。
男でも見惚れる容姿と風格。
しかし、上品な外ヅラとは真逆の狡猾さを本田は持っていた。
「これが口説き方だ」
とうそぶく本田に、ろくな抵抗もできないままマナトは処女を散らされる。
さらには、その姿を撮影されてーーー!?
***
ストーリーの完全度:普通
トーン:シリアス
エロ度:普通
萌え度:やや低い
総合評価:★3.5
初読みの作家さん。まるっと一冊表題作でした。
とにかく画力が凄まじかったです。劇画のようなタッチの迫力のある絵柄で、特にエロシーンは迫力に艶かしさがプラスされ非常に見応えがありました。
ただ、全体的に濃いめの絵柄なので好みは分かれそう…。三次元(リアル)寄りの絵柄が苦手な人は少し注意が必要かもです。
そして肝心な物語ですが、こちらは残念ながら今一つでした。面白くない訳じゃないけど、先が読めるストーリーで特にこれといった派手な展開もないし、まぁ「普通」かなと。
あと、攻めのインパクトが強過ぎて受けの印象が薄くなってしまっているのが残念でした。
しかも受けに関しては割と最後の方まで攻めに流されまくり翻弄されまくりで情けないシーンが多く、イマイチ魅力を感じられなかったので、もう少ししっかりした面を見せるなり何なりして受けの魅力を引き出してほしかったです。
それともう一つ。確かに画力は高いのですが、ぶっちゃけ、絵柄に迫力があり過ぎてストーリーが負けてしまっているように感じました。
この絵柄に合うストーリーはもっと骨太でシリアスな、それこそ裏社会ものやサスペンスといったダーク系だと思うんですよね。今回の作品は絵とストーリーの雰囲気が合っておらず、読んでて非常にチグハグした印象を受けました。(※あくまで個人の感想です)
絵柄は特上、ストーリーは普通という私の中では非常に惜しい作品でしたが、最後の終わり方はかなり良かったです。あのパネルのシーンだけは意表を突かれました。
表紙で期待をしていただけに今回は微妙にハマりきる事が出来ず残念に思いましたが、とにかく画力の高い作家さんなので、次は絵だけでなくストーリーでも思わず唸ってしまうような読み応えのある作品を読んでみたいです。