あらすじ
イギリスの詩人が幼い息子のために書いた楽しいファンタジー.クリストファー・ロビンが,クマのプーさんやコブタなど,大好きなおもちゃの動物たちとくり広げるゆかいなお話.
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Posted by ブクログ
映画「プーと大人になった僕」を見て久々に
自分で購入して読みました。
プーさん好きなので、ロビンとのこれまでの話も
知りたくて。
心温まるお話でした。
ずいぶん昔の本なので、言い回しが古いとの評判で
確かにそんな感じも受けましたが
プーさんのほのぼのとした雰囲気が伝わってきて
楽しく読みました。
続きの「プー横丁・・」も読もうと思います。
Posted by ブクログ
意図せず哲学的な会話を繰り広げるクマ・プー。それも随所にみられ面白いのだが、本書の一番の魅力はコブタを始めとする仲間たちだろう。本書を読み終わるとき、彼らとの別れが悲しかった。また会いに行きたい。
Posted by ブクログ
「トオリヌケ・キンジロウ」
に思わず笑ってしまった。
こんなに可愛いキャラクターだったんだなぁ~としみじみ。
まるで幼い子どもを見ているかのような、可愛い動物を見ているような、ほのぼのした気持ちになった。
「あ、ちがう。ぼくが、なめてたんだ。わすれてた。」
食いしん坊ってかわいい☆
Posted by ブクログ
ディズニーランドのプーさんのハニーハントくらいしかプーさんへの知識が無かったため、息子のために作られた物語だと初めて知った。作者は息子のぬいぐるみたちに魂を宿して、ぬいぐるみたちの暮らしぶりや出来事を息子に語り聞かせる形式を取っている。本当にそういった意味での「物」「語」であることを、たまに挟まれる現実パートで思い出した。
プーさん世界に人間は息子のクリストファーしかおらず、しかも主人公は息子がいつも手を引いているくまのぬいぐるみの方で、ぬいぐるみがメインで動いている中にたまに唯一の存在みたいな感じで息子が登場し、みんなで比較的ハートフルにやっている。(当時としては)これまでの教訓ありきの童話とはまったくことなる、子どものための新しい童話だったらしい。そうだと思う。
自分のぬいぐるみが自然豊かな世界でいろいろ生活していて、その世界の住人はみんな自分のことが好きで、自分もその世界の住人のことが好きというのが理解できる(語り手が代弁している?)ため、子どもは嬉しいだろうなと思った。大人でも嬉しい。イギリス?らしい子どもの育てかたの一つぽいな〜と思った。作者の息子への限りない愛が現れていた。最初と最後にクリストファーがくまのぬいぐるみの手を引いて階段を昇り降りする描写があったが、小さい子あるあるなんだろうな、かわいい〜と思った。
最後の、プーの功績に対するお祝い会みたいなやつが終わったあとの、プーとコブタが夕陽の道を一緒に帰るシーンが印象深かった。世界をそのように生きていいことを忘れている気がした。大人になって、色んなことに囚われざるを得ない面もあるが、そんなふうに思える時が来て欲しいなと思った。
古めの翻訳や今日では聞かない日本語も味があってよかった。意外と読めた。岩波少年文庫、少年の心を懐かしませてくれるめちゃくちゃいい文庫