あらすじ
1991年、E県新条市で起きた一家殺人事件。
犯人の坂田周平は15年の刑期を終え出所した。
だがそれは、「鬼」が仕組んだ罠だった…!?
そして平安時代より続くこの地の伝承。
「この街には鬼が憑く」
鬼が鬼呼ぶ因業の地で始まる、かつてない復讐劇。
そして街に秘められた黒き過去が坂田を襲う…!
圧倒的熱量で放つ、“鬼憑リベンジミステリー”登場!!
感情タグBEST3
ヤバい、めっさ面白い
試し読み無料になってるのをたまたま見掛けてこの作品の存在を知って、何となくダウンロードしたら…
もう!スゲェッ!て感じ。驚き。
とにかく面白い。
自分は普段、ちょくちょく読むの中断してTwitterとか見てそのまま読書自体から興味無くしていつの間にか試し読みの期限が切れてアプリから消えてるような有り様なんだけど、そんな自分が一切中断せずソファから立つことすらせず(尿意とか後回し)、次のページがどんな展開を迎えてるのか気になり過ぎて本から目を離せない。
ほんと、「次のページ」の使い方(という表現が適切なのか分からんけど)が上手過ぎる。
1つの出来事から次の出来事へ至る経緯が作者の頭の中では多分詳細に練られてて、漫画で描きたいエピソードがいくつも出来上がってると思うんだけど、そういった、2つの出来事の「中間」に当たる部分が見事なまでに切り捨てられてる。
ページをめくった瞬間、次の出来事が既に始まっている。
前のページで「ええ〜これどうなんの〜?何がどうなって最終的に誰にとって嬉しい結果になるん〜?」と思いながら次ページを開くと、ドンッ!とその結果がもう出てる。
この展開の速さ・テンポの良さが絶妙で、読者に「ちょっと読むの休憩してTwitter見よ」なんて気を起こさせない。次のページが見たくて堪らない。
自分はスマホで読んでるから1ページずつ表示してるけど、タブレットとかで、紙の本と同じように見開き1ページ(左右2ページを同時に表示)で読んだら一層ページをめくる時のドキドキ感が増すと思う。
ストーリーは、あらすじのとおり復讐もので、これ系の漫画は他にもたくさんあるけど、この作品では復讐する側もされる側も、どっちでもない登場人物も、みんな個性に深みがあって、物の考え方も「この人物だからこそ」って感じで、複数の主要な登場人物が同じ場所にいる状況とかだと、どの人物がどんな言葉を発するのか、どんな行動に出るのか、それによって次のページはどんな事態になっているのか、何もかもに興味をひかれて、呑気に「ちょっとトイレ」とか読むのを中断する気にならない。
主人公が「不幸な善人」ではない、という点も良い。
復讐する過程で、何の関係も無い第三者が巻き込まれてよく死んでるんだけど、動揺とか皆無。気にもしてない。見もしない。意識を向けるのは復讐相手にだけ。この潔さがいっそ清々しい。
コワイ
妻子を殺されて自殺を図った坂田周平が、15年後に医療刑務所から出所して、廃人同然の状態から復讐へと目覚める。かなり壮絶な物語で驚きます。
坂田がショックで身体機能を取り戻し、マサカリを手に敵のアジトに殴り込む場面は強烈でした。1巻からこれだと、続巻を読むのが怖くなります。暴力的で凄惨な描写が多いですが、読み応えという点では抜群の復讐劇です。
いかついタイトルに負けないキャ
単なる復讐劇ではない
家族を殺され、人生を狂わされた男
強大な敵
そんなよくある話だが、カッコいいキャラなので続きが気になってしまう。
匿名
無料5巻
絵が濃ゆくてバイオレンス表現含めたイッちゃってる表現が多いので、苦手な方はご注意です。
鬼伝説を基にしたストーリーは面白いのですが、無理があるところをゴリ押しするところがありました。
それでも面白いと思って3巻くらいまでいったのですが、ちょっと展開と表現に飽きて5巻で挫折、、。
ただ、伏線というか大きな問題は解決してないのでここから盛り上がるんだろうなぁとは。
勢いは認めるが
太っ腹の無料キャンペーンで7巻まで。
賛否両論の作品だと思う。
本作が連載されていた「漫画ゴラク」や、チャンピオン系の「バイオレンスアクション」が好きな人には堪らない作品だろう。
一方、冷静に判断する人には評価されにくい作品だと思う。
自分は後者であり、色々気になる点が目についた。
・冒頭、坂田一家惨殺のシーン。
主人公坂田は「後頭部から撃ち抜かれて」いるのに、どうやったら自殺だとされるのか?
・これだけの人が亡くなっている事件が連続で起きているのに、警察が非常線を張らず、犯人(と思われる人)が自由に行動しているのはなぜか?
・警察組織は地方では県の傘下であり、県内で転勤がある。
なぜ人口10万人足らずの市の市長の言う事を聞くのか?
県の下の地方自治体は、県警に対する命令権等は無く、例え市長であったとしても影響力はかなり小さいはず。
・黒幕の身内たちは、普通の人たちっぽいのに殺人に関して何の違和感も抱いておらず、夫や父親の殺人を容認している。
・どう見ても単独犯ではない事件が多いのに、全て主人公1人の起こした事件とされている。
等々、普通に考えておかしい描写が多すぎる。
こういう点が気になるタイプの人にとっては、「荒唐無稽の無茶苦茶な設定」となり、逆にそれを容認するなら何でもアリだろうという話になってしまう。
ストーリー自体は二重の深みでなかなか面白い(ただし、こちらも荒い)だけに、もっと細かな点でリアリティを出して欲しかった。
迫力のある絵と内容に圧倒されて引き込まれた。スピード感があって一気に読んだ。今までに無いような復讐劇。ハラハラドキドキ出来る。
匿名
圧倒的なバイオレンスです
ただ、復讐譚のマンガも食傷気味ということもあったりで、私はあまり入れませんでした。
警察機構も含め、見事に悪人ばかりで、暴力描写等々も良いのですが、敢えて読み進めるほどでもないかな……ただ鬼の伝説に絡めているあたりは上手いです。