あらすじ
芸能事務所に勤める幹伸二は、マネージメントをしていた俳優の斎藤天馬を事故で失う。その葬儀に訪れた天馬の恋人・椿の秘められた演技力を目の当たりにし、彼に俳優の道を勧めるが、どこか浮世離れした椿が恋人の死をどう捉えているのかわからずにいた。椿には、そのすべてを独占したいと思わせる不思議な魅力があり、不器用ながらも自分を慕ってくる姿に心を打たれ、幹は次第にマネージャーとして適度な距離を取れなくなっていく。その矢先、天馬にそっくりな俳優が現れて…?
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綺麗な絵で作品描写が繊細
絵が綺麗で作中にはっきりと登場してない亡くなった齋藤天馬の人物像を想像出来る描写は流石だと思いました。
吉田先生の作品はいつも絵が綺麗で作中に引き込まれます。
あぁ……あぁあ……
天馬と椿の気持ちがよおくわかります。
これは受けが可愛いという言葉では表せないくらいのやつです。 吉田先生はそういう受けを描くのがほんとにお上手だと思います、、、
Posted by ブクログ
マネージャー×恋人の死を受け入れられない俳優の卵
芸能事務所に勤める幹伸二は、マネージメントをしていた俳優の斎藤天馬を事故で失う。その葬儀に訪れた天馬の恋人・椿の秘められた演技力を目の当たりにし、彼に俳優の道を勧めるが、どこか浮世離れした椿が恋人の死をどう捉えているのかわからずにいた。椿には、そのすべてを独占したいと思わせる不思議な魅力があり、不器用ながらも自分を慕ってくる姿に心を打たれ、幹は次第にマネージャーとして適度な距離を取れなくなっていく。その矢先、天馬にそっくりな俳優が現れて…?
天馬がいなくなったことを受け入れられずに、役者として歩んでいた椿が現実を知ったとき、椿の心が壊れると同時に世間には憂いな表情がいいと評判になるところが芸能界を表していて怖いな~と思った。
天馬のためだけに生きていて、天馬好みに仕上げられた椿が、天馬以外のために生きていけるのかそこがお話の焦点になると思います。
マネの気持ちを考えると2番目でもいいよっていう言葉は辛いけど仕方ない結果ではある。でも椿にとってその言葉は現世を縛り付けるものになっていつまで経っても天馬の世界には行けない。
椿自身も天馬のところに行きたい気持ちとマネの気持ちを大切にしたいが交差していて話により深みが出ていて読みごたえがあります。
こんなかわいい子隠したくなる気持ちもわかるし、だれにも触れさせたくない見られたくないって気持ちもわかるけど、同時にそれを分かってくれる人と語り合いたかったんだなってほろりとした。
存命してた時にはかなわない話だっただろうけど、きっと笑って「分かるわかる~」なんて言ってるんだろうなって。
文字数が多くて、心情もしっかり書き込まれているから一つ残さず読み取れて楽しい。
大好きな人が亡くなってそれをもがきながら埋めるお話なんだけど、こんなにも違和感なく人好きになる話を描けるなんてすごい!
吉田先生の描くキャラのぺったんこのお尻とお腹が大好き‥たまらない癖になりそう‥
面白い!
こちらの先生のお話ってどれも独特で面白い!
特にこのお話は好きで何度か繰り返し読んでます。
椿がピュアで小悪魔的な可愛いさ。
天馬はもういないけど、もしいたら牧さんと椿は結ばれなかったんだよな…と考えると切ないです。
儚げ
亡くなった恋人は実際には出てきていないのに主要登場人物の心にずっと住んでいて(どの人にも)それぞれ抱えながら新しい恋愛に進んでいく、全体的に儚く悲しいイメージでした。私は好きです。
今は亡き天馬の存在感
椿の辛さも、幹さんの葛藤も、すごく伝わってきました
綺麗な絵とストーリーで読み応え抜群
天馬の遺作となった映画の看板の前で、幹さんが椿を抱きしめるシーン、ドラマチックすぎて震えました
吉田先生の作風は独特。それが先生のカラーとして唯一無二になっている。亡くなった斎藤天馬とはどんな人物だったのかと想像が膨らみ、椿のキャラクターに惹き付けられる。
かわいい〜
俳優の死って、なんだか現実とリンクしてすごく切なくなってしまった…
ホントに猫みたいな受けがめっちゃかわいい。心を開いてからの執着…大好物です!
天馬の死を受け入れられない椿の壊れ具合がリアルで胸が痛みました。無意識下で現実逃避し自分を守る。椿が見た目も中身もショタっぽいから幹との年齢差はもう少しあった方がしっくりくるような。あと本筋には関係ありませんが天馬のそっくりさん俳優の髪型がダサすぎてビックリしました。
匿名
表紙の暗さで、、、
なんか暗くて怖い話かなと思い、、、買うのを躊躇っていましたが雨が降っていて家にいる時間が長く言い方は悪いですが!暇を持て余していたので、勇気を出して買ってみました。この漫画家さん独特?のわたし的には嫌なシーンと話が無かったので良かったです。他の方もレビューで言っていますが!この漫画家さんの作品にはかなり?当たり外れが!あります。どの漫画家さんにもあることかもしれませんがたまにあまりにショッキングな展開とかがあってあ〜外れだった。って思ってしまいます。