あらすじ
ぼくの飼い猫のピートは、冬になるときまって「夏への扉」を探しはじめる。家にあるドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして1970年12月、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのか──新版でおくる、永遠の名作。解説/高橋良平
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Posted by ブクログ
わかぴーに借りた本
主人公の考え方とか行動力高いところとか好き
ちょっと難しいところは適当に読んだからもう1回読んでも面白そう
【好きな文】
この期におよんですら、ぼくはまだベルを信用していたのだ。
酒が危急に際して頼りにならない友であることを覚った日から、ぼくは、アルコールといえばチャックとともに酌み交わすビールだけに制限していたのだった。
「ダニー、ぼくはいつも患者のことを気にかけているよ。患者はみんなぼくの家族なんだ」
が―――なんどひとにだまされようとも、なんど痛い目をみようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。
Posted by ブクログ
表紙も爽やかだし穏やかな猫との暮らしの話なのかと思いながら読み始めたらガラリと変わりましたね。ハラハラさせられました。
主人公が男なのに、凄い女の人と猫のことを理解している。
こんな人が夫なら幸せでしょう。
ピートの夏への扉がいつか見つかることを祈って...
過去と未来を行き来して、過去や未来を変える話はたくさんあるけど、この話はプロセスに他とは違うリアリティがあり面白かった。登場人物たちが全員現実にいそうなキャラクターで、特にベルとタイムマシンを発明した博士はこういう奴って居るよなという感じだった。飼い猫のピートは最後まで可愛いなって思えたし、リッキーもなんだかんだ可愛かったけれど、主人公は可愛くなかった。ベルにメロメロになっておきながら、すぐさまリッキーに鞍替えするっていうのは都合が良すぎる。総合的に見れば月は無慈悲な夜の女王の方が面白かった。
Posted by ブクログ
とても素敵なお話でした!
私はこの本を読む前に紹介動画でちょっとした内容を聞いていて、タイムトラベルとかコールドスリープとかの色々なSF要素があって面白いよって言葉と、題名にある扉って言葉から、扉を開けていってトラベルしまくる話なのかと思ってましたが、違いましたw
更に少し言うと、最初にはコールドスリープする展開なんだ!って見てたらやっぱしないと言い出したりして、あれ?SFの言葉は出るけど、どれも言葉だけで大してSF的な展開にはならないのか?
って思いましたが、ちゃんとしっかりとSFでしたw
作者さんが愛猫家でこの本にもピートって猫ちゃんが出てきましたが、彼の鳴き声の意味する所がわかってしまうのは、猫を飼った事がある人は頷ける部分もあったのではないでしょうか。
話の内容と出てくる言葉は難しいものが殆どなくてとても読みやすくて、SF初心者にもとてもオススメしたい本でした!(私も初心者)
いつもの余談ですが、今回の本の中に「子供が瓶で産まれる未来云々」とかいう文言があって、あ、すばらしい新世界の事言ってるのかな?って思って、前に仲良くなった友達(本)が顔を見せに来たみたいで嬉しくなりました!
あと無彩限のファントム・ワールドっていうアニメをつい先週見たばかりで、アルブレヒトっていう登場人物がこっちでも出てきてこの偶然も嬉しかったです(笑)
Posted by ブクログ
初めて古典SFなるものを読んだけど、ビックリするくらい面白くて名作と言われている理由が分かった。
後半の伏線回収が素晴らしすぎてずっと「あー!そういうことか!!なるほどなるほど泣」状態。
リッキーと話すシーン、うるうるしてしまった…
序盤はやや頼りなく感じる主人公がどんどんカッコよく見えてくる。
「未来は過去にまさる」「世界は日に日に良くなりつつある」と言える人間の強さに元気づけられた。
どうしても気になってしまうタイムパラドックスについても作中で触れられているのが昇華しやすくて良かった。
SF小説ってこんなに面白いんだ…!!!
Posted by ブクログ
理不尽な目に遭いながら主人公が奮闘していくという展開は読み応えはありましたが、
帯に書いてあった幸せ探し系、という言葉から想像していた話とは違いました。今置かれた状況の中で幸せを見つけていく的な話かと思ったら、タイムトラベルで自分の都合のいいように世界を作り変えていく話??
別に主人公は悪いことをしてるわけではなく嫌悪感を感じたというわけではないですが、あまり好きな話でもありませんでした。