【感想・ネタバレ】夏への扉〔新版〕のレビュー

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久しぶりに夢中で一気読みした。タイムトラベルエンタメ、面白い! だいぶ昔の本で、当時の未来が今の過去だけど、生き残っているものはやはり理由があるな。SEはずっとノータッチの分野なので、これから他のも読んでみようかと。良かった、出会えて。

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2024年05月21日

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前から気になってた本。
でも、気になっておいて「やっぱり読むのやめようかな」ってなったけど最後まで読んだ。
ベルとマイルズのやってる事は悪い方。
最後はリッキーと一緒になれたから、これからもリッキーと幸せになってほしい。

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2024年03月02日

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1956年に発表されていた作品だったとは…。
30年という歳月は残酷…だな。30年後のベルが出てくる場面からは一気読みでした。
あの場面がこう繋がってこうなって…と伏線が回収されていく様が面白かった。
未来は明るい!といいな。

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2024年02月07日

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名作SFだけなのは納得の内容で、大満足です。時空の行き来きの仕様や制限などと、主人公の心情との描写のバランスがとてもよかった。旧訳版も読んでみたい。

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2023年11月22日

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1957年に書かれたとは思えない普及の面白さ。
冷凍睡眠(コールドスリープ)と時間旅行というSF要素を組み合わせた、未来への希望を感じさせるハッピーストーリー。
ベルやマイルズに裏切られた主人公のダン・デイヴィスだったが、トウィッチェル博士や弁護士のジョンと妻のジェニー、そして何より猫のピートに助けられ、過去と未来を行き来しつつ奮闘する。


―これはすごい、これこそ技術というものだ。ひとの発明を盗んだなどというものじゃない。天才の仕事だ。ぼくは慌しく書類を繰った。この天才の名前を一刻も早く知りたかった。そしてその天才の名は―”D・B・デイヴィス”と記されていたのである。

―ぼくはかつて共同で事業をした、そしてものの見事にだまされた。が―――なんどひとにだまされようとも、なんど痛い目をみようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。

―「そしてきみが二十一になったとき、もしきみがまだぼくたちに会いたいと思ったら―そのときは、きみも冷凍睡眠に来ればいいんだよ。そのためのお金は、もう十分たまっている。そして、きみが目を覚ましたら、ぼくがちゃんとそこに待っていてあげる。ピートとぼくと、二人で待ってるよ。約束するよ、げんまんしてもいい」

―過去は非常の場合だけだ。そして未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、機械で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ。

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2023年10月21日

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嗚呼っ、ハッピーエンドで良かった泣
ベルとマイルズに騙されて1度目の冷凍睡眠からピートがどうなったのか気になって気になって仕方がなくて中盤からずっと耐えられぬ気持ちを抱えて読み進めた。再会できて本当に良かったありがとう!!って胸が熱くなった。


リッキーと再会したことも未来で結ばれたことも素敵だけど何よりピートがまた大好きなご主人様とリッキーとで生活できるようになったことの方が嬉しくて穏やかであったかい余韻が残る、素晴らしいお話でした。

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2023年10月08日

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随分前に一度読んだが、大好きな作品。映画鑑賞を機に再読。
舞台となった1970年代も、本作の発表時には未来の出来事。そして2000年代へ。
既にそこからも20年以上経ったが、タイムマシンもコールドスリープも実現していない。
それでも、本作の面白さは褪せない。ダンの未来への前向きな姿勢が物語を引っ張る

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2023年09月21日

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最初から半分くらいまで、悪女許さん!ってなるSF小説ってなんだよ。


ってなってたけど、後半からの怒涛の展開でベルはあくまでも前菜だったことが分かり、全てを許した。大きなカタルシスのためには大きなイライラが必要なのだ。大いなる力には大いなる責任が伴うってやつだな。違うな。

1956年に書かれた本作にしてみれば2000年なんて相当未来だったんだろうが、今ではもう20年以上前… でも作品内で描かれている世界では、2000年どころか序盤ですらところどころ今を超える技術(というかダンがおかしいだけな気もするが)が結構あるし、2000年の世界ではもう圧倒的未来感がある。PC周りだけは現在の方が上ではあるが。どちらかというと、ここまで年代に差があると、SF作品というよりはパラレルワールド作品として楽しんだほうがスッキリする。

しかし、コールドスリープして未来に行ってまた色々やる、で終わりかと思いきや、そこからまた過去に戻ってまたコールドスリープして… 忙しっ!どっちの技術も完璧じゃないのに無傷で良かったな。

タイムスリップで同じ人間が二人存在してしまうことによるパラドックスだぁ?そんなこと知るか!と言わんばかりに「自分」が普通に存在していることで成り立つトリック、気持ちいい!
サインをしたはずがない自分の名前が記されている、自分が作ったとしてか思えない発明品、なぜか同様にコールドスリープしていた姪と、その姪と一緒にいた謎の人物、しかも追っている内に姪は結婚してしまった!など、様々な謎と絶望を味わわされ、読者と一緒に困惑したまま、いっそやぶれかぶれに過去にタイムスリップしたダン。
ほんとにタイムスリップできるのかよ!という驚きを尻目に、全てを理解しているかのように開発しまくるダン。そこで読者もじわじわと「そういうことか…」と気づいてきてあとはもうカタルシスまみれ。
しかし、金がちゃんとお金になったのもそうだが、ヌーディスト夫婦に見つけてもらったのが相当運が良かったな、ダン。
パラドックスについては一応、物語の最後の最後に、思い出したかのように説明してはいたけど、まあもう過ぎたことですし…

あと、未来に行った時点ではもうピートはさようならかと思ってたので、過去に戻ってピートと再開してちゃんと一緒にコールドスリープ(しかも破産した方ではなく、まだ生き残っていた方の会社で)する流れではもう外人4コマみたいな心の姿勢になってた。よっしゃーキター!って感じ。やっぱ猫なんだよなぁ。
物語の最初で、ピートが冬になると外の景色を見てこの扉は冬じゃないか、「夏への扉」をよこせと言ってくるというのもとても良かった。

しかし、未来では価値が下がった金を大量に買って過去に戻るというやりかた、別の作品で見たことがあるな… 元ネタはこれだったのか。

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2023年09月10日

K

ネタバレ 購入済み

過去と未来を行き来して、過去や未来を変える話はたくさんあるけど、この話はプロセスに他とは違うリアリティがあり面白かった。登場人物たちが全員現実にいそうなキャラクターで、特にベルとタイムマシンを発明した博士はこういう奴って居るよなという感じだった。飼い猫のピートは最後まで可愛いなって思えたし、リッキーもなんだかんだ可愛かったけれど、主人公は可愛くなかった。ベルにメロメロになっておきながら、すぐさまリッキーに鞍替えするっていうのは都合が良すぎる。総合的に見れば月は無慈悲な夜の女王の方が面白かった。

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2023年02月13日

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ロバート・A・ハインラインによるSF小説の古典。
冒頭で語られるタイトルの由来が素敵で、一気に引き込まれてしまった。

「冬が来るとピートは、きまって、まず自分用のドアを試み、ドアの外に白色の不愉快きわまる代物を見つけると、(馬鹿ではなかったので)もう外へは出ようとせず、人間用のドアをあけてみせろと、ぼくにうるさくまとわりつく。
彼は、その人間用のドアの、少なくともどれかひとつが、夏に通じているという固い信念を持っていたのである」

飼い猫のピートが存在しない夏への扉を探すようにして、主人公・ダンもまた、失いかけてしまったものを時間旅行の中で探し求める。
SF的な巧緻さはあまり目立たず、それよりも、展開が爽快で、キャラクターには愛着が湧き、物語全体におおらかな優しさを感じさせる、とても読後感の良い小説だった。

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2024年06月05日

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こんなにおもしろいSF作品が
1956年に出版されてる事実が一番の驚き!

いろんな作品で見たことあるSFが
あれもこれもでこの作品が元祖なんだと思うと
生涯で絶対に読まないといけない作品。

登場人物でサットン夫婦が最高!!

約70年も前の作品だからホントに
仕方がないと思うけど11歳のリッキーとの
やり取りはロリコンのそれに感じて
恋愛に関してはずっと引いた目線で読んでた。

自分の読み込みが甘いせいか、ベルに裏切られて
好きって言ってくれてる11歳に行くのは
ちょっとなぁ〜って感じ。

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2024年03月21日

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あらすじにも「永遠の名作」とあるように、SFの中では有名なハインラインの小説。夏も終わりかけの時期だがまあ読んでみようかと思って読んでみた。あまりゴツいSF描写もなく、ストーリーも明快なのでかなり読みやすかった。しかし正直言うほど名作かなと思う感じもするが。
ところで、読み終わってまず思ったことだが………








…これ、「タイムトラベルロリコン小説」では!?!?!?

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2023年09月10日

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SF特有の難解さと海外文学の言い回し、さわりの冗長さに心折れかけたけど中盤から面白くなってきて良かった。リッキーを都合のいい存在として扱いすぎでは?という気持ちもあるけど人の心の移り変わりってそんなもんだよなとも思う。サットン夫妻が聡明で暖かくて良かった。私が人の善性を好きなのかもしれない。

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2023年08月25日

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リッキーが都合いい女すぎて。主人公にていよく宛てがわれた女って以外人となりが分からなかったな。でも分かりやすいストーリーと分かりやすいハッピーエンドで楽しく読めた。

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2024年04月14日

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王道的な物語展開と優しい終わりが夏というタイトルにあっていた。
読後感としては夏より梅雨のイメージだけれど。
改めてバックトゥザ・フューチャーが影響を受けたというのも頷ける。
ピートの生き方を自分のペットにも準えたくなる。そういうワクワクがあった。

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

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昔読んだ作品を新版ということで読み直しました。(勘違いしたのですが新訳ではなかった…)

主人公のダンは、優秀なエンジニア。しかし、婚約者のベルと親友のマイルズに騙されて、発明の成果を奪われ、30年後の未来にコールドスリープで送られてしまう。
ダンは未来において目覚め、生きていくために苦闘し、そして愛するリッキーに結ばれるために2度目のタイムスリープに挑む。
今回は30年過去に戻り、リッキーを冷凍睡眠させてさせ、そして自らもまたコールドスリープに飛び込む…
やがて二人は30年後に目覚め結ばれる。無論、親友のピートも一緒に。

正直、主人公がリッキーを好きになる過程など脈絡もないけれど、夏への扉を探すピートの逸話や、未来に希望を求めて時間旅行に挑み続ける主人公の精神などは胸を打つ。
SFが輝いていた時代の名作です。

夏への扉。それは開けたら輝く夏のような世界が待っている、未来へのそんな無謬の期待。

「彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずその一つは夏に通じるという確信を、捨てようとはしないのだ」

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2023年11月04日

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