【感想・ネタバレ】チ。―地球の運動について― 4のレビュー

地動説は美しい、命をかけても惜しくないほどに。

皆さんは地動説:太陽を中心として地球など惑星が回っているという学説を当たり前に知っているかと思いますが、それが当たり前ではない時代がありました。

それまでは天動説:地球を中心に太陽などが回っている説が当たり前という認識でした。
天動説は宗教的にも正しいとされ、それ以外の考えは異端思想であり、最悪火炙りの刑に処されてしまうこともありました。

この作品はそんな時代に生まれながらも、地動説の美しさを信じ、時代に抗った人々の物語です。

この作品の一番の魅力は地動説を信じ、己の意志を貫こうとする登場人物たちであり、読んでいて胸にこみ上げてくるものがあります!
歴史や科学好きだけではなく、現在に生きるあなたにきっと刺さる作品です。どうぞお手にとって読んでみて下さい。

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面白い

誰でも自由に文字をつかえるようになって
ゴミのような情報が増えたって言葉は印象に残ったな
インターネットの情報も嘘多いもんな

1
2021年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チとは。
地であり、血であり、知である。

「他者が引き起こす捻れが、現状を前に向かわせる希望なのかもしれません。」

「間違いを永遠の正解だと信じ込むよりマシでは?」

オクジーの成長、と言ったらなんか違うな。
オクジーが思っていたことを、知識を得ながら言葉にしたことによって、そして信仰を持てたことが、なんだか響いた。

0
2021年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オクジーはもしかすると地球が動いているなんて考えもせず、天国を求めて一生を終えたかもしれない。強く引き付けられ、感動することが人の価値観を変える。そのさらに莫大なムーブメントが世界の変化。
チ。(知)が向き合うのは世界中の人々の、ひとり一人の価値観。自分が常識だと信じて疑わないものと向き合うというのは面倒で恐ろしいと思う。

0
2021年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっと少し面白くなってきたかも!な4巻。
ヨレンタさんのお父さんが、あの異教徒を始末するノヴァクだったとは。。。

にしても、夢を抱いて生きることや
研究は心理の追究でありながらも、間違えも素直に認める視点を持つことなどこの巻は読み応えがあった。

0
2022年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バデーニは試行錯誤の末、ようやく地動説を完成させる。

ノヴァクは新米の異端審問官に、容疑者への拷問を通じてその精神を叩きこむ。

バデーニとオグジーは酒場でヨレンタに接触。そこに二人が怪しいとの密告を受けたノヴァクがやってくる。ノヴァクとヨレンタは親子であることが判明。バデーニはノヴァクの求めに応じて研究をしているあずまやを見学させる。そこで地球儀のネックレスを発見されてしまう。

ノヴァクはひとたび小屋を去る。証拠隠滅と脱出の準備を始める二人のところに、手下を従えて帰ってくるノヴァク。バデーニが脱出する時間を稼ぐために、オグジーが身を挺して立ち向かう。

この作品、面白いんだけれど、パースがきちんととれていなかったりと、絵柄が苦手。

0
2022年12月29日

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