【感想・ネタバレ】ブルータワーのレビュー

あらすじ

死を宣告された男に残されたのは、夢見る力

悪性の脳腫瘍で死を宣告された男の意識が、
突然200年後にタイムスリップする。
そこは黄魔という死亡率87%のウイルスが猛威を振るう、
外に出ることは死を意味する世界。
人類は「塔」の中で完全な階級社会を形成して暮らしていた。
その絶望的な世界に希望を見出すため、男は闘いを決意する!

長編SFファンタジー。

解説・香山二三郎

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Posted by ブクログ

ネタバレ

脳腫瘍を持ち余命数ヶ月の周司が、200年後のセノシューとして生きる。周囲の人物も現代の中に生きる周司をとりまく人物。人と人の繋がりが200年後にも生きているところが魅力。
あり得ない200年後の世界は、もしかしたらあり得るのでは!?と思う部分も多々あります。
石田衣良のファンタジー作品は、映画よりもはるかに壮大といえます。
格差社会がひろがることの恐怖を覚えました。

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2016年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

石田さんには意外なSF。(少年時代の一時期、SF漬けだった日々があるそうです)

現在と200年後の世界を結ぶ物語。
出来事の必然性が薄い部分もところどころ感じましたが、総じて面白かったです。
パーソナルライブラリアンのココが自我に目覚める部分もわくわくしました。(一瞬、ココが暴走したらどうしようと心配しましたが)

ラスト、ココが200年の時を超えて交信してくるシーンが素敵でした。
(シューさま、しばらくのお別れです。また次回、交信いたします)
未来を感じるこの言葉が好きです。

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2013年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイムスリップ、200年後の世界、2キロのタワー、テクノロジーの進化…、明らかにSFなんだけど、コロナ禍の今、感染病の描写にはSFだと割り切れない怖さや身近さがあって、今読めたからこそ楽しめた部分もすごくあった。
なかなかに設定や言葉が難しく、細かく、読むのには少し時間がかかった。

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2021年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

寿命わずかなおじさんが200年のタイムスリップを繰り返して、世界の平和のために蔓延したウイルスと闘う。
ヒーローにしては本当に大事ときはいつも周りの人に助けてもらって、もう少しシュー自身も頑張って欲しかったかな。
世界を救ったにしてはあっさりしたラストで、若い女の子しか勝たん!て感じで笑えてしまった

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2021年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SFだから仕方無いのだろうけれど、状況説明がくどいのに想像しづらく、また連載作品なので度々おなじ説明が入るのが煩わしかった。

話の内容的には、物語中盤には未来を救う可能性を掴むのに、主人公が全くその事を気にもせず何ら活かせないまま多数の被害者を出して絶望しているのが共感出来ない。
いくら普通の人間とはいえ、40半ばで某有名会社で働いているのだから交渉術なり持ってるだろうと。

やっと後半になって、どうしよう?→覚えよう→2万4千ちょっとある→無理→裸体で覚えよう というのは強引すぎるような。
CD-ROMで渡されていて、舞台は現在地と変わらないのだったら、穴に埋めるとか、研究施設に隠しておくとかそういう物理的な事も可能だったのではないのかなーと。少なくとも可能性に賭けるという普通の人が考える事をやってダメだったから覚えるしかないという流れの方がすんなり話に入れた。

SF自体があまり好きではないというのもあるけれど、とにかく全てが強引に進んで行ってしまって不完全燃焼感が否めない。

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2015年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブルータワー 石田衣良

瀬野周司(この物語の主人公)は、脳腫瘍を患い、車いす生活をしていた。ある日、頭の激痛により、と200年後の未来へ精神のみタイムスリップしてしまう。
 そして、セノ・シューという人物へ精神が乗り移り、物語は続く。200年後の未来は、黄魔という病魔が蔓延していた。22世紀の中ごろに行われた、東中国と西中国の戦争を起こした際に、西中国が開発中の生物兵器[黄魔]を使用したことが事の始まり。
 最初のパンデミックで人口の55%が死亡するほど感染力は凄まじかった。
 セノ・シュー(瀬野周司)は、この病魔のワクチンを手に入れるため、現代へ戻り、ワクチンの座標 約2万4千の好転を覚える必要があった。果たして、無事、座標を覚え、未来を救うことができるのか。

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2012年05月13日

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