あらすじ
密造最強ED薬で人が死亡!さらに事件が!
しがない薬屋の管理薬剤師だった曽根建男が、幻のED薬と出会ったことで造りあげたED薬、ジャンボマックス。だが、その試作品を宝生鹿子の勧めで飲んだ教授が死亡してしまった。
一方、建男はジャンボマックスの商売から抜けようとするが、鹿子から薬の成分を教えないと、教授の死の原因となった薬が建男が造ったものだとバラすと脅されてしまう。自らが造った最強のED薬によって、ますます深みにはまっていく建男。
さらに、強気に振る舞う鹿子の前に刑事が現れ、事態はさらに思わぬ方向へと加速度を増していく!!
第1集が大きな話題となったクライムストーリー、待望の最新刊!!
感情タグBEST3
不穏な流れが
犯罪者の組織ではなく、素人の集まりが引き起こす警察の捜査。
主人公視点に感情移入して読んでいるから、刑事が敵に見える。
登場人物それぞれの視点で物語が進行していくから面白い。
お願い
主人公が幸せになってくれますようにと思いながら読み進んでいました。私も主人公と共通の悩みがあるので世の中の理解が進んでほしいです。
Posted by ブクログ
錠剤分析を依頼した「帝都大研究室助手」宝生鹿子は野心家で、妻とは(彼女の母の介護で)別居している上司・種田教授に「お家で会いましょう、先にこの強精剤を飲んどいてね」と健男から渡された試作品を渡した。健男は自分で治験して「敷地内ですが人目もあるので」マッ裸で庭で寝ていたぐらいだが、心臓の持病があった教授は翌朝、突然死が発見された。
ふつうなら「事件性はない」とされるところ、捜査担当の大佛仁はとんでもなく有能で、種田教授のPCダイアリーを「パスワードが宝生鹿子の生年月日」であることを発見し、種田が宝生にストーカー的執心であったこと、死亡の夜、宝生が錠剤を服用させたことも読解した。
刑事の登場と主人公の暴走
この巻では仕事はできるが空気を読まない刑事が登場して、主人公達EDヤクザ開発チームを疑い始める。刑事との駆け引きも気になるが、主人公の妻との関係には進展がなかったのでそちらの今後の動きも気になる。主人公が少し暴走気味なのも今後の展開のキーになりそう。